「るもいニューファーマー活性化推進事業」の一環として意見交換会を実施しました
Date:2025.12.08
NEWS NO.100(2025年度)「るもいニューファーマー活性化推進事業」の一環として意見交換会を実施しました
2025年12月2日(火)・3日(水)の2日間、留萌振興局、初山別村経済課農林畜産係、留萌管内の農業者の方々が本学を訪れ、意見交換会を実施しました。留萌振興局独自事業「るもいニューファーマー活性化推進事業」における取組の一環として、留萌管内指導農業士・農業士及び関係市町村の意向に基づき、農業の新規参入を目指す際に求められる地域や農業法人の受入体制、鳥獣害対策の担い手確保対策に係る本学との意見交換会が開催されました。
【1日目】2025年12月2日(火)
環境共生学類佐藤喜和教授(野生動物生態学研究室)、同学類伊吾田宏正准教授(狩猟管理学研究室)、同学類伊藤哲治講師(野生鳥獣管理学研究室)の3名が本学から参加し、鳥獣害対策に係る担い手の確保についてや今後農業者(農業法人)が鳥獣害対策として取り組むべきことについて、意見交換が行われました。野生鳥獣専門員については、鳥獣害対策は全てを一人でできることではないので、周囲のサポートが必要であることが話され、本学卒業生が自治体に就職し、野生動物に関する被害対策に携わっていることも紹介されました。そして、卒業生が就職先で鳥獣害対策を行ううえで困ったことがあれば、卒業後も本学教員でサポートしていきたいと考えていることが話されました。また、シカやクマ対策として電気柵について話題があがり、メンテナンスしやすい圃場づくりについて意見交換が行われました。
【2日目】2025年12月3日(水)
循環農学類相原晴伴教授(農畜産物市場論研究室)と研究室に所属する3・4年生が参加し、農業での新規参入を目指す際の学生ニーズについて意見交換が行われました。最初に、今までの農業との関わりについてを自己紹介に含めて話し、4年生は就職先について、その就職先を選択した理由などにも触れました。幼少期から農業が身近な環境にあった学生は、農業に関連する進路選択へ繋がったことが話されました。初山別村について、農業士である秋山氏より日本海沿岸地域での冬野菜の収穫に対する取り組みをお話しいただき、しょさんべつ天文台で行っている星に名前をつけることができる“My Stars system(マイスターズシステム)”についても紹介いただきました。
農業者の方々から、今後は若い人へ引き継ぐために、農業を数値化することにより誰にでもできる農業体制を構築することへ取り組んでいることや、一緒に農業をやってくれる人材を探していること、ドローンを活用し圃場マップを作成し品質の良い農作物を最大化するための工夫を行っていることが話されました。最後に、農業を行う人が増えて欲しいですが、農業関連に就職して農業をサポートしてくれる人が増えてくれることも大変嬉しく思いますとお話しされました。
今回の意見交換会は、本学学生にとっても農業者の方々から様々な取り組みやご意見を聞くことのできる貴重な時間となりました。
留萌振興局の皆様、農業者の皆様、ありがとうございました。
本学は今後も、地域と連携した教育を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
【関連】
◆環境共生学類 佐藤 喜和 教授(野生動物生態学研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9384.html
◆環境共生学類 伊吾田 宏正 准教授(狩猟管理学研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9391.html
◆環境共生学類 伊藤 哲治 講師(野生鳥獣管理学研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9403.html
◆循環農学類 相原 晴伴教授 教授(農畜産物市場論研究室)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9297.html



