NEWS NO.45(2026年度)
2026年度春期キリスト教教育強調週間を実施
2026年度春期キリスト教教育強調週間 特別礼拝が6月16日、本学農食環境学群 循環農学類 教授 義平 大樹 先生(以下義平先生)を講師にお迎えして行われました。

義平先生からは「二人の知的障がいの息子を授かって ――出会いは必然と考える方が積極的な生き方ができる」という主題でお話しいただきました。
「障がいをもって人間が生まれてくる確率というのは500人に一人や1000人に一人と言われていますが、仮に500人に一人とすると、500分の1×500分の1で2万5000分の1と確率的にはなります。なんで自分にそんなことが起こるのか、何か悪いことや恨まれるようなことをしたのか。最初はショックで人生を恨んでいました。
そういう思いを持ちながら30代半ばを過ごしていたら、元宗教主任の高橋 一先生に『義平さん、聖書にこういうこと書いてあるよ』と言われ、この聖書箇所を紹介してもらいました。
また、サイレージの専門家の*名久井先生という方も信仰を持っておられる方で、その方も『義平さん、聖書にこう書いてあるよ』という風に、この同じ箇所を紹介していただきました。その名久井先生に『障がいのある子どもを授けても、育てることができる親だから授けるんですよ』ということを言っていただいて、すごく救われる思いがしました。
それで、今までは子どもが産まれることは偶然とか確率論的な話だと考えていたのですが、『自分の息子たちは何かのメッセージを携えて神様から授かった』と仮定したほうが、積極的な生き方ができるかもしれないとすごく思いました。
また私は走るのが大好きなのですが、マラソン仲間で私のライバル人がいました。その方は難病の娘さんを持ち、今も寝たきりではあるのですが彼女なりに一生懸命生きています。その彼の話を聞いたのは二人の先生に聖書を紹介していただいたのと同じくらいの時だったのですが、知的障がいの息子と本気で向き合って考えろという風に思って自分に言い聞かせたのと同時に、自分がすごく恥ずかしくなりました。
*名久井 忠 先生 元酪農学園大学教授。酪農学園大学大学附属農場(現FEDREC)で飼料調製を専門としていた。

それから、神の業が自分の息子たちに現れるために産まれてきてくれたんだということを自分なりに考えました。
私は専門が作物栽培学ということもあり、その技術を使って、障害がある人はなかなか就職できないという厳しい世の中の現実で農業を通じて障がい者の雇用を生み出すという、農福連携の推進活動をやっています。
ライフイベントにフィットする聖書の言葉に出会って、息子たちとも出会って、今まで自然科学の確率論的な偶然だとしか考えてなかったのですけれども必然的に何かメッセージをもって生まれてきたと考え、何がメッセージなのかと自分の専門分野から考えてみたら農福連携の推進活動だなと気づきました。そのため、不十分ではありますがそれを継続しています。」と語り、祈りを捧げました。

前 奏 主イエスよ われらみことばをきかん(J.S.バッハ作曲)
讃美歌 21−475番(あめなるよろこび)
聖 書 ヨハネによる福音書9章1−5節
さ ん び 酪農学園大学聖歌隊
奨 励 「二人の知的障がいの息子を授かって――出会いは必然と考える方が積極的な生き方ができる」
祈 り 義平大樹(循環農学類作物学研究室教授)
讃美歌 21−476番(あめなるよろこび)
報 告
後 奏 感謝にみちて(クナープ作曲)
【本日の聖書】ヨハネによる福音書9章1−5節(新共同訳)
₁ さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。 ₂ 弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」 ₃ イエスはお答えになった。「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。₄ わたしたちは、わたしをお遣わしになった方の業を、まだ日のあるうちに行わねばならない。だれも働くことのできない夜が来る。 ₅ わたしは、世にいる間、世の光である。」


【講師紹介(自己紹介】義平大樹(よしひら・たいき)先生
1965年 3月兵庫県神戸市生まれ。1989年北海道大学農学部修士課程修了。北海道農業改良普及員を経て、1991年酪農学園大学附属農場助手。1998年酪農学部酪農学科へ異動。2009年同教授。2011年より農食環境学群循環農学類教授。農学博士。専門は作物栽培学。ムギ類(コムギ,ライムギ)、マメ類(ダイズ,アズキ)、トウモロコシ類(デントコーン,スィートコーン)の安定多収栽培について研究している。二人の知的障害の息子を授かったことをきっかけに39才で受洗。趣味はマラソン、コーラス、(下手な)ピアノ。
【関連】
◆酪農学園大学キリスト教教育
https://rakuno-ce.org/
◆農食環境学群 循環農学類 義平 大樹 先生
https://www.rakuno.ac.jp/teacher/9320.html
【関連記事】
◆2026.06.10「2026年度春期キリスト教教育強調週間 特別礼拝のご案内
https://www.rakuno.ac.jp/47282.html
◆2025.10.29「2025年度秋期キリスト教教育強調週間を実施」
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◆2025.10.22「2025年度秋期キリスト教教育強調週間のお知らせ」
https://www.rakuno.ac.jp/archives/41076.html
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