NEWS NO.68(2026年度)
【実学教育の現場から】本学のホルスタインが8度目の分娩 生涯乳量10万㎏達成へ
酪農学園大学の教育・研究の現場から、大変喜ばしいニュースが届きました。
本日(2026年7月31日)、本学で飼育されている1頭のホルスタインが10歳・8産目となる子牛を無事に出産しました。
さらに、今年度中には、長年の健やかな活躍の証である生涯乳量10万㎏(100トン)の大台を達成する見込みです。

全国の乳牛の中でもわずか数パーセントの長寿牛
現在、日本国内で飼育されている乳用牛(ホルスタイン)は約130万頭にのぼります。一般的に乳牛は約2歳で初産を迎え、多くは3〜6産(5〜8歳)で後継牛へと更新(世代交代)されます。そのため、10歳まで健やかに飼養され出産を重ねられる牛は全体のわずか2〜5%程度(全国で約2万6,000〜6万5,000頭)と推測され、極めて希少なスーパーカウと言えます。
「毎日30㎏を10年間」支える強靭さと優れた資質
生涯乳量10万kgという数字は、毎日30リットルの牛乳を、10年間一日も休まず出し続ける計算になります。これを達成できる背景には、単に乳量が多いだけでなく、600kgを超える巨体を10年以上支え続ける強靭な足腰や、出産を重ねても病気になりにくい美しい乳房の形状、そして毎年スムーズに出産できる優れた繁殖能力が備わっているためです。こうした強靭な内臓と免疫力、そして日々の適切な飼養管理が合わさることで、この快挙が実現しました。
長寿と高い生産性を支える本学の学び
10万kgを達成するスーパーカウの遺伝子は非常に貴重であり、本学では、こうした優れた牛との関わりや日々の管理を通じて、学生たちがアニマルウェルフェア(動物福祉)に基づいた質の高い酪農技術や獣医療を実地で学んでいます。
これからも牛たちの健康と生命を第一に考えながら、実践的な教育・研究に取り組んでまいります。今後の母牛の経過と、元気に育つ子牛の成長をあたたかく見守っていただければ幸いです。
【関連】
◆酪農学園フィールド教育研究センター
https://www.rakuno.ac.jp/outline/initiatives/farm.html
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