NEWS NO.113(2026年度)
2026年度秋期キリスト教教育強調週間を実施
2026年度秋期キリスト教教育強調週間 特別礼拝が11月3日、本学社会連携課課長、元とわの森三愛高校聖書科教諭の横川容子先生(以下横川先生)を講師にお迎えして行われました。

横川先生からは、「行って、あなたも同じようにしなさい――天国銀行と“Pay it Forward”」というテーマをもとに、ルカ福音書10章25-27節の「良きサマリア人の譬」を取り上げ、「隣人愛」とはどういうことかについてお話しいただきました。
冒頭に横川先生の神学校(司祭になるための勉強をする学校)での友人の言葉が紹介されました。
「聖職者(聖職者ここではキリスト教の司祭などのことを指す言葉)は誰かのつまずきの石になることはもってのほか。 自分が神様になってはいけない。あるいは自分が羊飼い(これは聖書の中ではイエスを指す言葉)になってもいけない。迷える羊を導く羊飼い、自分がその羊飼いになってもいけない。むしろ聖職者とは限りなく透明であること。自分の向こうに天国がある。 神様が透けて見えるような人でなければならない。」誰にとっても、どの宗教であっても、その人も神様に至る道を邪魔してはいけない。たとえ信じる神様が違ったとしても、その人も神様に至る道を共に探して、私も共に歩む人として、 そして願う人が、私の向こう側に私の神様が透けて見えるような。
神様の香りをまとう人間、私にとって理想のクリスチャンとはそういう存在です。
「行って、あなたも同じようにしなさい――天国銀行と“Pay it Forward”」
登場するサマリア人は、当時、対立関係にあった人を助けます。この話を通して、隣人とは誰なのかを考えるだけでなく、自分自身が誰かの隣人となり、相手に寄り添うことの大切さが語られました。
また、映画『ペイ・フォワード 可能の王国』を例に、受けた親切をその人に返すのではなく、別の誰かへとつないでいく考え方も紹介されました。
講話の最後には、「行って、あなたも同じようにしなさい」という聖書の言葉とともに、本学の建学の精神「神を愛し、人を愛し、土を愛す」に触れ、日々の生活の中で他者を思いやり、行動することの大切さが伝えられ、祈りを捧げました。
参加した学生・教職員にとって、隣人愛や本学の建学の精神について、改めて考える機会となりました。


前 奏 天にましますわれらの父よ(ブクステフーデ作曲)
讃美 歌 1—422 番(われらたがやし)
聖 書 ルカによる福音書第 10 章 25−37 節
さんび 酪農学園大学聖歌隊
奨 励 「行って、あなたも同じようにしなさい――天国銀行と“Pay it Forward”」横川容子
祈 り
讃美歌 1—121 番(まぶねのなかに)
報 告
後 奏 おお、イエス・キリストよ、わが生命の光よ(ヴァーク作曲)
【本日の聖書】ルカによる福音書第 10 章 25−37 節(新共同訳)
25 すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」26イエスが、「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか」と言われると、 27 彼は答えた。「『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』とあります。」 28 イエスは言われた。「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」 29 しかし、彼
は自分を正当化しようとして、「では、わたしの隣人とはだれですか」と言った。 30 イエスはお答えになった。「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追いはぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。 31 ある祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。 32 同じように、レビ人もその場所にやって来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。 33 ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、 34近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。35そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払いま
す。』36さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」37律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。


【講師紹介(自己紹介)】横川容子(よこかわ・ようこ)先生
茨城県出身、祖父が日本聖公会の司祭というクリスチャンホームに生まれました。高校は山形県の基督教独立学園高等学校で寮生活を送り畜産部に所属。キリスト教について本気で学びたいと思い立教大学文学部キリスト教学科に入学し、学問としてのキリスト教と大学チャペルの聖歌隊活動に没頭しました。大学卒業後も聖公会神学院で更に3年間学ぶ中、実習先である栃木県のアジア学院で今もお世話になっている朴美愛先生、インドの三浦照男先生に出会いました。その後2002年とわの森三愛高校の聖書科教諭として入職、2012年に大学事務職に移った後は主に国際交流の業務に従事し、2026年4月から社会連携課の業務に就いています。
【関連】
◆酪農学園大学キリスト教教育
https://rakuno-ce.org/
◆社会連携課
https://www.rakuno.ac.jp/external/collaboration.html
【関連記事】
◆2026.10.29「2026年度秋期キリスト教教育強調週間 特別礼拝のご案内
https://www.rakuno.ac.jp/50967.html
◆2026.06.19「2026年度春期キリスト教教育強調週間を実施」
https://www.rakuno.ac.jp/47549.html
◆2026.06.10「2026年度春期キリスト教教育強調週間のお知らせ」
https://www.rakuno.ac.jp/archives/47282.html
前の記事
本学で収穫した農産物が三笠高校生レストランのメニューに使用されました
2026.10.29