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保護犬ボランティアも将来の夢
保護犬ボランティアも将来の夢
伊東 璃乃 さん(獣医学群 獣医保健看護学類 3年)
獣医保健看護学類は、一貫教育において獣医学に関する基礎知識と動物看護学に関する専門知識を習得し、幅広い獣医看護領域の業務を担える人材を育成する。さらに、専攻分野において動物栄養学、動物行動学、動物理学療法学に関する高度な教育を行い、それぞれのスペシャリストを養成する。今回は獣医保健看護学類2年で、4月から3年に進級する伊東璃乃さんに、愛玩動物看護師を目指して同校に入学したきっかけや将来の夢などについて話を聞いた。

オープンキャンパスで出会った先輩たちに感謝
獣医保健看護学類を卒業すると、愛玩動物看護師の国家資格の受験資格が取得できる。就職先はさまざまだが、中でも動物病院で働くことを希望する人が多く、伊東璃乃さんもその一人だ。「小さい頃から動物が好きで、5歳くらいの時に犬を飼い始めたのが大きかったと思います。将来は犬や猫などの動物と関われる仕事に就きたいと、愛玩動物看護師を目指すようになりました」と話す。
伊東さんの地元・宮城県には愛玩動物看護師の資格取得を目指せる専門学校はあるが大学がなかったため、進学先の候補地となったのが北海道と関東圏だったという。当初は同じ本州で関東圏の大学を考えていたそうだが、高校生の時に酪農学園大学のオープンキャンパスに参加したことで、その迷いは一掃されたという。「先輩たちの話を聞いて、ビビッと来たんです。進学するならココがいいと。この春で3年生。ちょうど折り返し地点になりますが、ココに来て本当に良かったと思っています。高校生の私に会えるなら、この大学を選んで〝ナイス!〟って言ってあげたい」と、満面の笑みで話してくれた伊東さん。自身の経験もあり、大学に入学してからはほぼ皆勤賞でオープンキャンパスの学生スタッフとして活躍している。
接客マナーから犬世話 病院実習に期待と不安
そんな伊東さんに、入学からの2年間と、新たに3年生になる今の心境を聞いてみた。
「座学はもちろん大切ですが、やはり思い出されることは実習ですね。愛玩動物看護師の仕事では、特に飼い主さんとコミュニケーションを取ることが多いため、言葉遣いや礼儀作法といった接客マナーの実習はたくさん行いましたが、将来的にも生かされる実習だと思っています」。
また、2年生から3年生になって大きく変わるのが、一般の動物病院や大学附属の動物医療センターでの本格的な愛玩動物看護師としての実習に入ることと、ゼミ(研究室)活動が始まることだ。「これまでの実習は大学内だったので、同級生がいたり、分からないことがあってもすぐに先生に聞ける環境でしたが、動物病院に行くのは初めてですし、獣医の先生や現役の愛玩動物看護師の方々の中に入って、これまで自分が学んできた知識や技術をちゃんと生かせるのかを考えると、楽しみな面もありますが、やはり心配な面の方が多くて、今からちょっとドキドキしています」と素直な気持ちを話してくれた。
その一方、伊東さんが配属されるゼミは臨床色が強く、動物病院という医療現場により深く関わる活動が多くなるという。「病院での保定(診察や処置を行う際に動物が動かないように抱いておくこと)など、愛玩動物看護師に求められる基本的な仕事など、よりリアルな経験が積めるので、不安もありますが、楽しみの方が大きいかもしれません」と、ゼミ担当の先生や仲間たちと一緒にできる活動には心強さを感じているようだ。 また、同大学では2年生になると大学で飼っている5頭の犬を世話する「犬世話(いぬぜわ)」を経験するのも特徴の一つ。5つの班ごとにシフトを組んで朝昼夜と食事・散歩・シャンプーなど、いろいろな世話をすることで、犬の扱いなども学べるという。「3年生になると次の2年生に犬世話を引き継ぐことになりますが、3年生も夏くらいまでは関わることになると思いますので、犬好きな私としてはもう少し犬たちとの生活も楽しみたいですね」と話す。
愛玩動物看護師と保護犬ボランティア
最後に、改めて現時点で思い描いている将来について聞いてみると、「もちろん国家資格を取って、愛玩動物看護師として病院で働くこと」とキッパリ。ただ、職場や環境はまだ決めかねているという。
「以前は大きい動物病院で働きたいと思っていたんですが、最近はアットホームな感じのする、町の小さな動物病院もいいかなと思っているんです。
また入学前は、卒業したら地元・宮城県に戻るつもりでいたのですが、酪農学園大学は北海道はもちろんですが、東北、関東、関西、九州と全国各地から動物好きが集まって来ている場所なんです。大学生として真面目に学ぶことは大切ですが、やはり楽しいのが一番だと思うんです。この大学はたくさんの動物たちと、たくさんの動物好きと、一緒に楽しく勉強できるところと思うと、卒業後もまだまだ北海道にいたいとも思ってしまうんですよね。まだ先の事ですが、よく考えて決めたいと思っています」と話してくれた。卒業まで後2年、後悔しないベストな答えを導き出してほしいと思う。実は伊東さん、愛玩動物看護師とともに、もう一つはっきりとした目標があるという。保護犬のボランティア活動だ。子どもの頃、親御さんに保護犬の譲渡会などに連れて行ってもらった経験や、動物番組などで保護犬の存在を知り、「将来のライフワークとして、保護犬のボランティア活動にも携わっていきたい」と、目を輝かせて話してくれた。

(月刊ISM2026年4月号掲載記事をもとに制作)
【参考】関連ページ
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2026年3月)
目標は全日本学生馬術大会団体3位入賞〜「馬術部」を訪ねて~
馬術部 主将 本村 陸 さん(獣医学群 獣医学類 2年)
https://www.rakuno.ac.jp/44582.html
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2026年1・2月)
「全日本ホルスタイン共進会」優等賞入賞〜「乳牛研究会」を訪ねて~
農食環境学群 循環農学類 4年 瀨川 凛華さん
https://www.rakuno.ac.jp/43606.html
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2025年12月)
「紆余曲折を経て 〜「夢」を実現させるための道のり〜」
獣医学群 獣医保健看護学類 4年 柳谷 拓さん
https://www.rakuno.ac.jp/43598.html
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2025年11月)
「野生動物生態研究会 〜野幌の身近な自然に目を向けて〜」
野生動物生態研究会 (代表) 嘉島 治久さん、(4年) 疋田 智さん
https://www.rakuno.ac.jp/43362.html
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2025年9・10月)
「人と動物が共生できる世界」を目指して
農食環境学群 環境共生学類 2年 家入 萌さん
https://www.rakuno.ac.jp/42987.html
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2025年8月)
「経験と出会いに感謝!「人の心」がわかる農業高校教師を目指して奮闘中!」
農食環境学群 循環農学類 2年 村井 聡一郎さん
https://www.rakuno.ac.jp/42959.html
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2025年7月)
「競走馬の安楽死を知って獣医の道を選択した」
獣医学群 獣医学類 3年 宇髙 瑠爽さん
https://www.rakuno.ac.jp/43968.html
◆Featured People ― 学び、挑む、学生たち ―(2025年6月)
「食と健康で人を笑顔にしたい」
農食環境学群 食と健康学類 管理栄養士コース 3年 和美 帆香さん
https://www.rakuno.ac.jp/43977.html
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