獣医保健看護学類3年生が「総合臨床実習A」で豚の出産看護を学ぶ

Date:2021.12.09

 NEWS NO.48(2021年度) 獣医保健看護学類3年生が「総合臨床実習A」で豚の出産看護を学ぶ

11月18日(木)に酪農学園フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション実験豚舎において、獣医保健看護学類3年生が「総合臨床実習A」の一環で豚の出産看護実習を行いました。菅野美樹夫教授の指導のもと妊娠豚の出産に立ち会い、さまざまな新子豚の処置を学びます。新生豚に対する呼吸の確保、保温の重要性、性別の確認など重要なことばかりです。豚の妊娠期間は、肉畜生産ステーション実験豚舎で飼育されている繁殖豚の成績では、概ね111~116日(平均115日)、一回のお産で10~15頭が産まれます。今回は13頭が産まれました。新生豚に接するのは初めての学生ばかりです。最初は恐々としていましたが、一生懸命新生豚に対して処置を行っていました。

背番号書きをする男子学生

背番号書きをする女子学生

鉄剤を投与する

臍帯を切る


処置が終わって子豚を哺育箱に運ぶ

逃げ惑う子豚


お腹が空いて哺乳する子豚

安堵して哺育箱で眠る子豚


最後に、酪農学園フィールド教育研究センター肉畜生産ステーションには、肉用牛、豚、めん羊および鶏と多種にわたる生産動物が飼育されています。酪農学園大学の学生にとっては、まさに生きた教材の宝庫です。今回の実習では、命の大切さや動物看護師の役割、獣医師との関わりなどを実践的に学びます。教員からは厳しい言葉はありますが、生き物を看護するためには重要なことばかりです。今後も色々な生産動物の出産に立ち会い、種々な動物の出産に対応出来る動物看護師になってほしいと思っています。

(文責 獣医保健看護学類 動物医療学ユニット 菅野美樹夫教授)

【参考】関連リンク ◇菅野美樹夫 教授(動物医療学ユニット) https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9291.html ◇酪農学園フィールド教育研究センター(FEDREC) https://www.rakuno.ac.jp/outline/farm.html