学長 岩野英知

豊かな環境のもと、
コロナ禍を乗り越えて、
全国から集まる若者と未来を切り拓いて行きます!

学長岩野 英知

酪農学園大学は、農学を専門に学ぶ大学として創立者の黒澤酉蔵らにより1933年に設立された北海道酪農義塾を前身とし、1960年に酪農学園大学として開校しました。本学は、神を愛し、人を愛し、土を愛す「三愛主義」を人間教育の根幹に据え、「健土健民」を実学教育の理念として発展してきました。特に、「循環農法」は「健土健民」の実践とも言える思想であり、現在のSDGs(消費社会を見直す持続可能な世界を目指す開発目標)に通じる考え方でもあります。当時の黒澤酉蔵の持つ世界観がいかに普遍的なものであったかを知ることができます。

2019年に中国で初めて報告された新型コロナウイルス感染症により、世界の状況は大きく変わり、常に変化が求められる厳しい時代を迎えています。また、ロシアによるウクライナ侵攻、円安、少子化問題など、我国は多くの難問に直面しています。このように社会が激動期を迎える中、2023年度から酪農学園大学の学長に就任することとなりました。私は現在53歳ですが、組織のリーダーとして常に自らを変革し、全ての教職員と共に、社会から認められ、高校生から選ばれる大学作りを目指して頑張ります。

『大学の本質とは何か?』、至極当たり前ですが、社会に求められる人材を供給するための「教育」と、社会を変革する新しい技術や概念を産み出すための「研究」です。大学が行うことは、すべてどこかでこの2点に基づくべきであり、それを見失ってはならないと思います。人口減少、少子化が加速する日本において、将来にわたって社会に認められ、高校生に選ばれる大学となるよう努力していきたいと思います。

新入生、在学生の皆様
コロナ禍も概ね終息に近づき、酪農学園大学はこれまで通り対面での講義・実習を実施することができるようになりました。今後は、コロナ禍対応で拡充したデジタル技術なども効果的に活用しながら、さらにステップアップした教育体制を整えて行きます。勉学はもちろん大学生活が大いに充実したものとなるよう様々なことにチャレンジをしてください。
御父母の皆様には日頃より本学の教育活動につきましてご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。お子様が充実した大学生活を送れるよう、教職員一同、適切にサポートして参ります。今後ともお子様を暖かく見守って戴きますと共に、本学の教育活動にご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

岩野 英知 学長プロフィール

[氏 名] 岩野 英知(いわの ひでとも)
[生 年] 1969年
[現 職] 酪農学園大学 獣医学群 教授
[学 位] 1999年03月 博士(獣医学)
[学 歴] 1996年03月 酪農学園大学酪農学部獣医学科卒業
1999年03月 酪農学園大学大学院獣医学研究科博士課程修了
[職 歴]
1999年04月 大阪大学たんぱく質研究所生理機能部門・研究生
2000年01月 大阪大学たんぱく質研究所生理機能部門・講師(COE研究員)
2002年02月 日本学術振興会海外特別研究員(テキサスM.D.アンダーソン癌研究所)
2003年09月 酪農学園大学獣医学部 講師
2007年04月 酪農学園大学獣医学部 准教授
2016年04月 酪農学園大学獣医学群 教授(現在に至る)
[学内役職]
2013年04月 教育センター教務担当次長
[受賞歴]
1999年10月 日本獣医学会学術集会大会長賞(日本獣医学会)
1999年10月 獣医学奨励賞(第21号)(日本獣医学会)
2012年09月 北海道獣医師会長賞(北海道獣医師会)
2014年09月 北海道地区学会長賞(北海道獣医師会)
2015年02月 獣医学術学会賞(日本獣医師会)
2017年07月 ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞(文部科学省)

教員・研究室紹介