第1回北海道農政事務所との連携講座を実施

Date:2022.07.15

NEWS NO.18(2022年度)

第1回北海道農政事務所との連携講座を実施

今年3月に、本学園(谷山弘行理事長)と包括連携協定を結んだ農林水産省北海道農政事務所(山田英也所長)との第1回目となる連携講座が7月12日に、本学A3号館408教室にて行われました。
基調講演は、北海道農政事務所の山田英也所長を講師に迎え、循環農学類の日向貴久准教授(酪農・畜産経営論研究室)と同研究室に所属する3~4年生9名、同事務所職員2名が参加しました。


<基調講演>農林水産省北海道農政事務所 山田 英也所長

最初に、山田所長から日本は食料も飼料も自給率が低く、これらを高めていくのが現在の農業政策の中心課題のひとつであることが伝えられました。
飼料の生産・利用の状況について」、②「6次産業化と農山漁村発イノベーションの推進について」と題した2つのテーマの農業政策について説明しました。
その後、日向准教授が各テーマのポイントをまとめ、学生とディスカッションを行いました。学生たちは緊張した面持ちながらも課題や解決策について各々の考えを発言し、活発な意見交換が行われました。
最後に、山田所長は「もっと詳しく知りたいところを学生の立場から教えて欲しい。アイデアをもらいたい」と話しました。


<ディスカッション>

進行:日向 貴久准教授(酪農・畜産経営論研究室)

ディスカッションする学生たち

 


<学生の感想>

●豊見城 玄聖さん(循環農学類 酪農・畜産経営論研究室 3年生)
実家は沖縄の離島で肉牛経営をしています。地元は過疎化が進み年々人口が減っています。そんな現状の中で今日のテーマは興味深かったです。実際に農業政策に関わっている方から直接話を聞いて現状を知る機会を与えていただきました。また、普段は同学年の意見を聞く機会も中々ないので、考えを聞けたことも刺激になり良かったです。

●中野 義己さん(循環農学類 酪農・畜産経営論研究室4年生)
実家は北海道の池田町で酪農を経営しています。将来的にチーズ加工をやってみたいという気持ちがありますが、実家の環境を考えると現実的は難しい部分があると思っていました。6次産業のイノベーション推進についてもっと知りたいと思いました。


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