本学と北海道岩見沢農業高校との協定に基づく取り組みを再スタート

Date:2022.07.25

NEWS NO.20(2022年度)
本学と北海道岩見沢農業高校との協定に基づく取り組みを再スタート

 本学(堂地修学長)と北海道岩見沢農業高校(鎌田一宏校長)は高大連携協定に基づく取り組みを再スタートすることを宣言し、7月21日に本学にて、高大連携セレモニーを行いました。会場には両関係者と報道関係者約30名が参加し、同校の生徒から現在取り組んでいる本学との共同研究の進行状況などが発表されました。

 2013年に本学と同校は高大連携協定を締結しました。本学と同校とは、農業振興、農業後継者育成という共通の目標があり、多くの卒業生を送りこんでいただいております。これまでも多くの共同研究を行い、成果もあげてきました。
今回は、これまでの「高校生に対する教育」にとどまることなく、SDGsの取り組みや農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」といった社会的大きな課題にも対応していくことを目的とし、高大連携協定に基づく取り組みを再スタートすることになりました。最終的には社会貢献や未来の日本を支える優秀な人材の教育へとつなげていく考えです。


堂地 修 学長のコメント

近年社会情勢は大きく変わりました。大学もそれに対応していく必要があります。今回新たに御校と社会的に、グローバルな探求心につなげた取り組みを目指します。素晴らしい活動となるよう期待しています。

 

 


鎌田 一宏 校長のコメント

今回は改めて農業の社会的な意味と役割、高校から大学へと接続的に学ぶ仕組み作りや学習をより深く学び、考える力を身につける場として高大連携の評価をすることが必要と考えております。本校としても7学科の特徴など生かし、今回の連携事業を農業高校の高度化と多様性について対応できる知識と技術を身につけることを目的として進めていきたいと考えています。




◆共同研究推進プロジェクトの代表生徒5名

①「高品質な農産物を安定的・長期的に出荷する生産体系の研究」

 農業科学科3年 村上 翔さん
 「トップバッターで緊張しましたが、こういった機会があって良かったです。」
 

 


②「北海道における野菜周年栽培の研究」

  農業科学科2年 丹羽 航洋さん

 

 


③「ウシの受精卵移植と高品質な肉生産について」

  畜産科学科3年 大矢根 勇希さん

 

 


④「地域特産物を活用した乳製品製造についての研究」

  食品科学科3年 坂本 春華さん
  「飲むヨーグルトやワインの発酵について学んでいます。実験は難しくて失敗したりしますが、もっと知りたいと夢中になっていって楽しいです。」

 


  ⑤「岩農SHOPを通した農産物マーケティングについての研究」
    生活科学科3年 土屋 悠菜さん
  「岩農SHOPでの販売経験はとても役立っています。自分の将来の夢につながっているので、とてもやりがいがあります。」