動物実験計画の中止について
Date:2022.10.27
動物実験計画の中止について
本学の動物実験の計画と実施に際しましては、「動物実験以外の方法に置き換えること(Replacement)」「動物使用数を削減すること(Reduction)」「動物に不必要な苦痛を与えないこと(Refinement)」の3Rを重視し努めております。また、科学的観点、動物愛護の観点から動物愛護法をはじめとした関係法令及び関係省庁の指針等に則り、学内に委員会や規程等を整備した上で、それらを遵守しています。
この度、2022年10月26日に計画されていた安楽死を含む動物実験において、参加予定である一部の学生達から中止を求める意見が出され、NPO法人 動物実験の廃止を求める会様はじめ多くの皆さまからもご意見を頂戴いたしました。
本学としましては本動物実験の目的、意義、予想される成果、実験方法等を慎重に審議し承認したところですが、改めて関係教員らと協議を行い本学学生の意見等を受け止めて検討した結果、10月26日に本実験計画の中止を学長決定いたしました。
この度は、学生をはじめ多くの皆さまにご心配と混乱をもたらしましたことを深くお詫び申し上げます。
本学は獣医師を養成する教育機関として、終生飼育動物と非終生飼育動物の違いや獣医師に求められる動物の適切な飼養管理方法など多くの事について教育しており、学生達は獣医師として修得すべき動物福祉や獣医倫理に日々向き合い、真摯に学んでおります。
動物実験につきましては、今後も上述の3Rの徹底に取り組んで参る所存でございますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
2022年10月27日
酪農学園大学 学長 堂 地 修