環境共生学類星野仏方教授チームの研究成果が、国連で定めたSDGsの15「陸の豊かさも守ろう」の達成に大きく貢献

Date:2022.11.02

NEWS NO.35(2022年度)
環境共生学類星野仏方教授チームの研究成果が、
国連で定めたSDGsの15「陸の豊かさも守ろう」の達成に大きく貢献

農食環境学群 環境共生学類の星野仏方教授(環境リモートセンシング研究室)がチームで取り組んだ論文が、国連が掲げるSDGs目標の15「陸の豊かさも守ろう」 に大きく貢献していることが分かりました。

星野仏方教授チームが科学雑誌「Journal of Asia-Pacific Biodiversity」に2021年に発表した論文「National parks, protected areas and biodiversity conservation in North Korea: opportunities for international collaboration(北朝鮮における国立公園、保護地域及び生物多様性 ー国際協力の好機ー」が3000回以上もダウンロードされるなど、国連で定めたSDGsの15「陸の豊かさを守ろう」の達成に大きく貢献していること、また「Journal of Asia-Pacific Biodiversity」に掲載された論文記事を国連がリンクしたとして、医学・科学技術関係を中心とする世界最大規模の国際科学論文出版社「Elsevier」からお祝いのお知らせを受けて判明しました。

星野教授のコメント

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では『戦略計画2011-2020と愛知目標』が策定されましたが、北朝鮮の生物多様性の情報が少なく空白のままでした。しかし、北朝鮮国内の国立公園や野生動植物の保護区域内では森林伐採、開墾が盛んに行われていて、多くの場所で生物多様性が失われています。我々はこうした背景を踏まえ、人工衛星とリモートセンシング技術を駆使し、外部の人の立ち入りが困難な北朝鮮の国立公園や保護区における生物多様性のロスを明らかにすることが出来ました。その結果、UN―SDGsの第15の目標に採用されたと思っています。これからももっと頑張りたいと思います。

 

星野教授チームの論文は以下のサイトより見ることが出来ます。
[ELSEVIER]
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2287884X21000546?dgcid=STMJ_180344_STMJIN_OA&utm_campaign=STMJ_185140_PMES_IM&utm_medium=email&utm_acid=77866467&SIS_ID=&dgcid=STMJ_185140_PMES_IM&CMX_ID=&utm_in=DM309132&utm_source=AC_&utm_medium=email&utm_source=AC7
※リンク先でPDFダウンロード可能です。

また、ダウンロードしたPDFファイルを以下のURL内の「Choofile: 」に「Browse」から選択して取り込み「ANALYZE」をクリックすると、SDGsのどの分類に貢献しているか分かります。
[LinkedSDG]
https://linkedsdg.officialstatistics.org/#/


【参考】
◆環境リモートセンシング研究室:https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9289.html
◆持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs):https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/sustainable_development_goals/
◆持続可能な開発目標15 陸の豊かさも守ろう:https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/sustainable_development_goals/biodiversity/