2019年度秋期キリスト教教育強調週間を開催

Date:2019.11.01

NEWS NO.65(2019年度) 2019年度秋期キリスト教教育強調週間を開催

2019年度秋期キリスト教教育強調週間大学礼拝が10月29日に、黒澤記念講堂において、西川 求氏武(北海道三愛畜産センター理事長、元とわの森三愛高校教諭、本学酪農学部酪農学科1期生)をお招きし守られました。
礼拝は小林昭博宗教主任の司式により進められ、前奏、讃美歌、聖書「マタイによる福音書6章25−26節」朗読、祈祷の後、西川氏が紹介され「開拓酪農を夢見て——思いわずらうな」をテーマに講演しました。

2019年度秋期キリスト教教育強調週間を開催

西川氏は基督教独立学園高校の修学旅行において、北海道浜中町の開拓農家で体験実習をした経験から、開拓農家になることを志し、酪農学園短期大学(酪農学科第9期生)と酪農学園大学(酪農学科第1期生)で学びました。

大学卒業後に、三愛主義の本場でもあるデンマークの農場で働き、酪農家となる夢を実現するべく瀬棚町(せたな町)に新規開拓者として入植し、三愛主義による地域の活性化に努め、本学初代学長の樋浦誠(1898-1991)が提唱した三愛塾を開いて、大学に来ることのできない農家の人々のための学びの場を提供してこられました。西川氏は、この間に機農高校・とわの森三愛高校の教諭として酪農学園の教育にも関わってこられていますので、キリスト教と聖書を土台とする三愛主義の本質を最も良く知っておられる先達でもあります。


講演の中で西川氏は、「一生懸命に働いて頑張っていても、試練は次から次へとやってくる。私はどうか助けてくださいと神様に祈りました。なぜ試練ばかり与えるのか、その時は苦しくて分かりませんでした。あとになって思いました。神様は私がもっともっと神様に近づくために、試練を与えてくださったのだと気付いたのです。~中略~ いつも悩んだり、苦しんだりするとき我々は仲間と聖書を読んだり、三愛主義に慰められ、開拓者魂を持った基本に立ち返るのです」と語りました。

過去の西川氏による講演はこちら

講師プロフィール

西川  求(にしかわ もとむ)氏

1939年7月静岡県静岡市に生まれる。1955年山形県の基督教独立学園高校に入学。1958年4月酪農学園短期大学酪農学科入学(第9期生)。1962年酪農学園大学酪農学科3年に編入学(第1期生)。1964年から1965年デンマーク農場にてエミール・フェンガーさんのもとで働く。1966年酪農学園機農高校勤務。1968年4月瀬棚町に入植。1995年酪農経営を息子に譲り離職。1995年4月とわの森三愛高校勤務。2006年3月退職。2009年4月酪農学園大学酪農学部家畜管理行動学ゼミで一年間研修生として学ぶ。現在は北海道三愛畜産センターの理事長として、毎年三愛塾を開催し、実習生の受け入れを行い、またフィリピンのネグロス島の寒村の子どもたちの支援とミンダナオ島の子どもたちの支援を13年程続け、フィリピンでも三愛塾を開いている。

2019年度秋期キリスト教教育強調週間を開催
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