酪農学園とイオン北海道株式会社との包括連携協定締結式を開催

Date:2023.10.27

NEWS NO.45(2023年度)

酪農学園とイオン北海道株式会社との包括連携協定締結式を開催

学校法人酪農学園(髙島英也理事長)は10月17日、本学園の研修館にて、イオン北海道株式会社(青栁秀樹代表取締役社長)との相互連携を強化し、地域の資源循環の取り組みを推進するため、包括連携協定締結の調印書を交わしました。
本学園とイオン北海道は2021年に、イオン江別店において、本学の学生が飼育した牛の肉販売を開始しました。その後、豚肉・羊肉の販売へと取り組みを拡大しています。
今回の協定締結は、「食品系バイオマスの活用に関すること」、「教育・研究に関すること」、「インターンシップ等、学生との交流に関すること」など、計5項目があげられ、より緊密な連携を図ることを目的にしています。
髙島理事長は「お客様から美味しいと言ってもらえることが学生にとって一番の学びになります。エコフィードをこれから少しづつ広げていき、循環型社会のモデルケースとなれば全国各地で活用できる」と期待を込め、青栁社長は「食品廃棄物をエネルギー資源に変えていければ食品ロス問題やSDGsの取り組みとなり、社会貢献ができる」と話しました。

髙島理事長

青栁社長


また、エコフィードを与えた豚の肥育と研究を行っている循環農学類の山田未知教授(中小家畜飼養学研究室)は「現在はイオン江別店から売れ残ったパンを中心に提供を受け、エコフィードとして豚に与えています。豚にパンを多給すると肉の中にサシが入る」と説明し、循環農学類の石川志保准教授(農業施設学研究室)は「エコフィードに適さない食品廃棄物のメタン発酵や堆肥化などへの活用可能性について、まずはラボスケールの試験から検証していきたい」と発表しました。

左から石川准教授、山田教授



【関連リンク】
2023.10.18【北海道新聞】エコ飼料肥育強化へ 酪農学園大とイオンが協定
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/29830.html
◆2023.10.31【読売新聞】食品産業物・家畜飼料に 酪農学園とイオン 資源循環で連携
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/30116.html
◆2023.10.11[プレスリリース]学校法人酪農学園とイオン北海道株式会社の 包括連携協定締結式のご案内
2023.05.17「エコフィードで飼養した肉牛の出荷を記念し、記者発表および試食会を開催しました」