民謡の魅力を広めたい 江差追分全国大会チャンピオンの本学OGが附属とわの森三愛高校で民謡を披露

Date:2023.12.22

NEWS NO.71(2023年度)
民謡の魅力を広めたい

江差追分全国大会チャンピオンの本学OGが附属とわの森三愛高校で民謡を披露

今年9月に開催された「第59回江差追分全国大会」で優勝した、本学卒業生の山本恵美さん(食と健康学類2015年卒)らが12月21日、附属とわの森三愛高校3年生対象の特別プログラム「芸術鑑賞」の授業において、民謡を披露しました。

とわの森三愛高校礼拝堂にて

◆山本 恵美さんは、2歳頃から祖母から民謡を教わり、その後、久保田会会主の久保田隆洲さんに師事。今年、江差追分全国大会優勝のほかに、日本民謡協会全国大会青年部旗戦「十勝馬唄」でも優勝を飾っています。
今回の優勝について、「ずっと目標としていた優勝を果たすことができてうれしいです。順位を気にせず、落ち着いて唄えたことが良かったのだと思います。民謡の世界では大会での優勝は一度きり、これからは次のステージを目指します。まだまだ到達点には達していませんので、これからも精進し優勝者としての責任をまっとうしたいです。今回、みなさまの協力により、このような機会を与えていただき感謝しています。民謡の魅力を広く知ってもらいたいです」と話しました。

◆久保田 隆洲さん(久保田会会主、師匠)
 空知管内新十津川町出身 江差追分会上席師匠 民謡歴60年 
北海道民謡連盟会長 第26回江差追分全国大会優勝始め各民謡全国大会で優勝。日本民謡界を長きにわたり牽引する重鎮。

久保田師匠は「山本さんには追分の指導者として一流になってほしい!追分の普及振興のため、期待したいです」と話しました。
生徒たちには、「民謡には、お祝いの唄、子守唄、船頭さんの唄、仕事の唄など千曲ほどあります。これらは先人たちが厳しい生活から潤いを求めて考えられた唄で、口伝えで受け継がれてきたため作者がいません。民謡にはそういった文化があることを覚えておいてほしい」と語りました。

左から、紀伊なつみさん、久保田隆洲師匠、山本恵美さん、石田桃子さん

◆石田 桃子さん(写真右端)
 札幌市出身 看護師 幼い頃から久保田師匠のもとで民謡を始める。
 2023年日本民謡協会全国大会内閣総理大臣賞争奪戦「道南口説節」で優勝。仕事の傍ら民謡と三味線を学ぶ。

◆紀伊 なつみさん(写真左端)
 北見管内東藻琴村出身 歌手志望 高校卒業後久保田師匠のもとで修業研鑽中。2019年第47回北海道民謡大会少年少女の部優勝。


太鼓、三味線、尺八の体験会が行われました。

 

 

 

 

 




生徒からは、「どうしたらそんなに息が長く続くのか」、「三味線の手の動きが早くてかっこいい」などの感想がありました。また、体験会では、「三味線が重い」、「尺八は難しい。音が出ない」と興味しんしんでした。


【参考】関連リンク

◆とわの森三愛高校
 https://www.san-ai.ed.jp/

◆江差追分全国大会
 http://esashi-oiwake.com/