本学獣医学類6年の上岡茉凜さんが第7回乳房炎サマーキャンプ口頭発表の部で優秀賞を受賞しました。
Date:2024.01.15
NEWS No.75(2023年度)
本学獣医学類6年の上岡茉凜さんが第7回乳房炎サマーキャンプ口頭発表の部で優秀賞を受賞しました。
<受賞演題>
「マイコプラズマ性乳房炎におけるウシ乳腺上皮細胞とウシ末梢血単核球の免疫応答の解明」
<研究概要>
マイコプラズマはウシに乳房炎を引き起こす病原体であり、乳生産量が激減することや治療をしても治りにくいことから、酪農産業に大きな影響を及ぼすことが知られています。
今回の私の研究では、マイコプラズマによる乳房炎の特徴的な病態である乳腺の高度な炎症反応は、ウシ乳腺上皮細胞と単核球の相互作用によって形成されていることを発見しました。
今回の研究結果は、マイコプラズマによる乳房炎について今まで知られていなかったことであり、治療法や予防法の開発に役立つ重要な情報であると考えられます。
<受賞コメント>
他の方の発表が素晴らしかったので、自分の名前が呼ばれたときは驚きました。これまでの研究を評価していただけたことを大変嬉しく思いますし、自分に自信を持つことが出来ました。
今回優秀賞を頂けたのは、手厚く指導してくださった大学院生の今泉さん、樋口先生、権平先生のおかげです。また、これまでのゼミ生活を一緒に頑張ってきてくれた仲間にも感謝しています。
<担当教員からのコメント>
樋口教授:ある日突然に泌乳が止まるというこの病気の特性について、そのメカニズムに迫った研究です。地道な研究の成果であり、さらに後輩に繋げて発展させて欲しいと思います。
権平准教授:わかりやすくプレゼンしていました。本人の自信につながってくれればと思います。