学生ボランティアがしのつ河畔林でオオハンゴンソウ駆除
Date:2024.05.17
NEWS No.6(2024年度)
学生ボランティアがしのつ河畔林でオオハンゴンソウ駆除
5月11日、本学学生ボランティア約30名(全学類対象1~2年生)が、江別市篠津にある公益財団法人草野河畔林トラスト財団の管理地「しのつ河畔林」で、特定外来種『オオハンゴンソウ』の駆除活動を行いました。
同財団は北海道内5カ所(しのつ、ニセコ、長沼、湯里、吉国)の森林を所有しており、しのつ河畔林は自然環境緑地の保護区となっています。広さは約8.5ヘクタールあり、ハルニレ、ヤチダモ、オニグルミなどの天然林やイチイ、サクラ、ヤマモミジの植裁木が生成しています。また、オオワシ、オジロワシ、オオモズなどの希少な野鳥もみられ、学術的にも貴重な林となっています。
数年前から日の当たる場所にオオハンゴンソウが目立つようになったことで、環境問題について学ぶ環境共生学類を持つ本学が協力し、昨年から外来種の駆除活動を開始しました。
環境共生学類長の吉中厚裕教授は「今後は外来種駆除だけでなく、広く調査研究、教育のフィールドとして財団所有の森林を活用させていただき、そこでの成果を社会に還元していきたいと考えています」と話しました。
同財団の山田義久事務局長は「昨年オオハンゴンソウを駆除した場所はだいぶ減っていますが、人の手を入れて駆除活動をしなければ増えていきます。6月には花が咲き背丈も伸びますが、春先は周りの草が茂っていないので選別しやすく取りやすい」と話しました。
環境共生学類2年の五藤拓実さんは「高校生の頃から森林を守る人になりたいと思い、群馬県立尾瀬高校の自然環境科で学び、オオハンゴンソウの駆除活動を行っていました。今日は高校の後輩も一緒に参加しています。活動を通じて、いろいろと学べて楽しい」と話しました。