公開シンポジウム 第10回「若者を農村に呼び込む交流集会~我が町はどのように若者を魅了したか~」が開催されました。
Date:2024.12.06
NEWS No.45(2024年度)
公開シンポジウム第10回
「若者を農村に呼び込む交流集会~我が町はどのように若者を魅了したか~」
が開催されました。
2024年12月5日(木)に黒澤記念講堂にて、農食環境学群循環農学類主催の公開シンポジウム 第10回「若者を農村に呼び込む交流集会~我が町はどのように若者を魅了したか~」が開催されました。農村の高齢化が急速に進むなか、地域が存続するためには都会の若者を農村に呼び込むことが重要な課題となっています。そこで、循環農学類では、新規参入の受入れに取り組んできた先進事例の紹介、新規参入者の視点から受入れに際しての自治体や農協の役割についての提言等を行うシンポジウムを、本学類の学生への講演を兼ねながら行いました。
まず基調講演として、2013年に本学を卒業した池田啓介さんより「こつこつと無借金兼業農業 わりとできるもんだ」と題し、ご講演いただきました。
池田さんは当別町で畑作新規参入農家として農業を営んでいます。講演では、農業を目指したきっかけや農家になるまでの道のり、農家になってからのこと、就農して大変だったことなどを実体験を基にお話ししていただきました。
学生時代のゼミナール活動で当別町と南幌町の農家様と知り合い、卒業後に当別町の農家様で研修を受けることになったことが就農する大きなきっかけとなり、青年就農給付金を活用しながら研修を受け、研修先の知り合いの方に農地を借りることができたことにより、新規参入農家としてのスタートをきりました。新規参入農家としての経験と視点から、地域の人々との助け合いや、日常的に土地や作物、機械等の勉強をすることや金銭的な工面をすることの大切さ(補助金等を活用するなど)、忍耐力の必要性などのアドバイスと池田様の今後の展望をお話いただき、講演を終了しました。
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次に、「我が町はこのように新規参入者を受け入れています」と題し、豊富町、標茶町、幌延町、北海道農業公社の各ご担当者より、それぞれの魅力や特徴、就農後のサポートや取り組みなどについてアピールしていただきました。
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最後に、全体を通しての質疑応答を行い、公開シンポジウムを終了しました。