江別市長に「江別市民の食と健康に関する実態調査」結果を報告

Date:2019.02.05

NEWS NO.99(2018年度)

江別市長に「江別市民の食と健康に関する実態調査」結果を報告

1月31日、食と健康学類管理栄養士コース給食栄養管理研究室の小林 道講師と研究室に所属する学生4名が江別市長を訪問し、「江別市民の食と健康に関する実態調査」の結果を報告し意見交換を行いました。   この調査は、市民の食品・栄養素摂取量の状況を把握するとともに、江別・野幌・大麻の3地域間の地域差を明らかにし、市民の健康増進を図るための基礎資料を作ることを目的とし、2018年7月から8月にかけて無作為に抽出した20歳以上の市民3,000名を対象に江別市と酪農学園大学が共同で行ったものです。 調査を行った学生は、調査用紙の封入作業や回答用紙に不足情報があった場合の市民への電話がけを保健センターとともに担当しました。   小林講師からの報告を受け、三好市長は「科学的な根拠を示すと目標がわかり取り組みやすくなり、結果がでる。市民には江別産の野菜を摂取してもらい健康になってほしい」と話しました。 市長から調査の感想を聞かれた学生は「これからも分析を続け、結果を出せればよいと思います」「市民の方への電話は緊張しましたが、快く応えてくれる方が多く助かりました」と述べました。

緊張の面持ちの学生

調査報告をする小林講師

   

意見交換

三好市長から質問

   
小林講師は「今回の報告と意見交換で、江別市は市民の健康を食と関係づけて考えているということが印象深かったです。実態調査では、健康福祉部や保健センターの皆さんにご協力・助言いただき、報告をまとめることができました。心より感謝申し上げます。 また、学生たちも協力いただいた市民の皆さんに電話をするなど頑張ってくれました。このような調査に関わり、有益なデータに接する経験はこれからも役立つことと思います。調査結果から色々なことがわかりましたので、今後も市民の健康に資するように、産学官連携を生かして取り組んでいきたいと考えています」と話しました。
食と健康学類管理栄養士コース3年生 小河 菜々子さん 「3,000名の方々に調査用紙を送り、回収率が50%もあったことには驚きました。大学の先輩たちが学生を対象に調査を行っているのを見ていましたが、このように一般の方々を対象に大量のデータを扱ったのは初めてです。私たちはこれから卒論研究を行っていくので、今回の調査は勉強になりました。調査で、私たち学生が含まれる20代の野菜摂取が少ないということがわかりました。私自身、学食で野菜を摂取しようと心がけていますが、野菜の摂取が不足していることを実感しています。インパクトがあり、手に取りやすいメニューなどがあれば、野菜をもっと取れるのではないかと考えています」  
◎調査結果は江別市のホームページで公開されています。

三好市長と記念撮影