本学肉牛研究会が「出荷祭」を開催

Date:2018.11.15

NEWS NO.68(2018年度)

本学肉牛研究会が「出荷祭」を開催

本学の学生サークル・肉牛研究会が10月10日(水)、黒毛和種とアンガスの交雑種一頭と、日本短角種一頭を出荷しました。

 

出荷した牛の肉は、11月13日(水)に本学で行われた出荷祭で予約販売されました。
地方発送も取り扱っており、遠方の家族に肉を食べてもらおうと発送を依頼する学生もみられました。
また、出荷祭恒例の牛スジ煮込み(しょうゆ、味噌)1杯100円は大好評で、昼時は長蛇の列が最大50名ほどになりました。

「ずんだ」枝肉重量360㎏

「めーぷる」枝肉重量383㎏


肉牛研究会は、2017年に50周年を迎えた歴史あるサークルです。

畜産経営のすべてを学生たちが主体となって取り組むことができるのが最大の魅力です。

現在53名の学生が所属し、黒毛和種や日本短角種、アンガス種など、繁殖牛7頭、哺育牛3頭、育成牛3頭、肥育牛5頭を学内の肉牛研究会の牛舎で飼育しています。毎日朝7時と、授業が終わった16時30分、そして夜当番23時00分を、学生たちが交代で牛の世話を行います。繁殖から肥育した牛の出荷までをすべて学生たちの手で行い、毎年出荷祭にて販売しています。


 

肉牛研究会会長

境田 琢魅さん(循環農学類3年)

3年生の部員は、ずんだとめーぷるの分娩から見ています。

在学中に肥育して出荷まですべて見届けることができる頭数は少ないので、思い入れがあります。
出荷祭の魅力は、自分たちが育てた牛の肉を購入してくださったお客様に喜んでいただけるところです。

知識があるなし関係なく、一人ひとりが牛の管理を考えていく研究会にしていきたいと考えています。メンバーの成長も支えていきたいと思っていますので、飼料や管理方法などについて考える部員が限定されないよう、何人かで一頭を管理して話し合うようしています。牛の世話と行事の繰り返しだけではなく、日々の小さなことにも気付けるようしっかり牛を観察・研究できるサークルになることを目標に、これからも活動していきたいと思います。

 


出荷祭肉班幹事

松本 直樹さん(獣医学類2年)

出荷祭の幹事は仕事が多くて大変でした。

しかし、自分たちが愛情込めて育てた牛の肉を購入していただいた時に、心の底から感謝の言葉が出てきて、出荷祭をやって本当に良かったと思いました。

昨年は7種類の販売でしたが、購入してくれている人からの要望もあって、今年は11種類(ロース、ヒレ、ランプ、肩スライス、モモスライス、シンタマ、モモブロック、バラスライス、バラブロック、角切り、ひき肉)を販売しました。こうした要望にも応えて販売することができるのも、この出荷祭のやりがいのひとつです。お客様の喜ぶ顔が見られることが嬉しいです。

牛すじ煮込み(しょうゆ味)

牛すじ煮込み(味噌あじ)

牛すじ煮込みに長蛇の列

出荷祭の肉販売

出荷祭にて集合写真