本学給食栄養管理研究室の学生たちが、(株)どんぐりにメニューを提案
Date:2018.09.21
NEWS NO.50(2018年度)
本学給食栄養管理研究室の学生たちが、(株)どんぐりにメニューを提案
本学の食と健康学類・給食栄養管理研究室(小林道講師)では、産学連携の取り組みとして、パンを製造・販売している株式会社どんぐりと協働して学生のアイデアを取り入れたパンの企画開発を行っており、今年で6回目を迎えます。企画から開発、販売までの一連の作業を行う中で、給食経営管理論で学んだマーケティング手法に基づいた戦略を実践し、管理栄養士としての資質を向上させることを目的としています。
9月19日(水)には本学において、管理栄養士コースの学生たちが企画して試作したパンやケーキ、スープを(株)どんぐりのスタッフの方々にプレゼンテーションし、11月下旬からの商品化に向けて助言や指導を受けました。
学生たちは、販売するどんぐり江別大麻店の人口動態や環境などを事前調査し、ターゲットとする消費者層を定めてメニューを作成しました。プレゼンテーションしたのは、キャラメルとくるみを入れたパン、ひじきをふんだんに使った焼きピロシキ、本学で栽培したライ麦を使ったクロワッサン、具だくさんのミネストローネなど、管理栄養士コースならではの、栄養に考慮してバラエティに富んだメニューでした。
(株)どんぐりのスタッフからは「カットして中身が見えるようにした方が見栄えがする」「この素材は今が旬で、販売時期には少し外れてしまう」「ハムとチーズを挟んだあと焼き直すというテクニックもある」などの具体的な提言が出されました。学生たちは、見た目の工夫や、価格に考慮した具材の選択など、販売するためのノウハウも学ぶことができました。
どんぐり大麻店製造リーダーの斉藤浩司氏は「個性的でおいしいパンが揃っており、楽しく試食できました。どんぐりでは入社1年目からパンの開発に取り組み、新商品をどんどん出していますので、この学生さんたちのレシピを使う試みは私たちに合っています。新しくできた大麻店は広いカフェスペースがありますので、これからはスープメニューも提供したいですね」と話しました。
指導した小林講師は「今回はこれまでで最も多くのメニューを提案することができ、みなさんのメニューを見て、おいしい素材をどう組み合わせるかという発想力が大切だと感じました。管理栄養士コースで2年半学んで来たことを、良く生かしてくれたと思います」と話しました。
今後は、提案したレシピを元にどんぐりがパンを製造し、それを学生たちが試食して検討を重ね、商品化に結びつけます。