大学院生の八田早那子さんが「平成31年度北海道体育学会第59回大会」で若手研究者賞を受賞
Date:2019.12.25
12月14日(土)・15日(日)に、北海道教育大学釧路校において開催された「平成31年度北海道体育学会第59回大会」において、本学酪農学研究科食品栄養科学専攻修士課程2年の八田早那子さん(指導教員:山口太一准教授)が若手研究者賞を受賞しました。NEWS NO.93(2019年度)
大学院生の八田早那子さんが「平成31年度北海道体育学会第59回大会」で若手研究者賞を受賞

山口太一准教授(左)とゼミの仲間と記念撮影。左から3番目が八田さん
演題内容
マラソンなどの持久的な運動前には糖質を摂取し、エネルギー源を蓄えておくことが推奨されています。しかしながら、運動開始30分前に糖質を摂取すると、運動開始後、筋肉の活動に伴う筋肉への糖取り込みと血糖値を低下させるために分泌されたインスリンの働きによる糖取り込みが相まって、血糖値が急低下する運動誘発性低血糖(インスリンショック)が発生することが知られています。本研究では、朝食摂取後の運動前にスポーツドリンクと同等量の30gの糖質を含む飲料を摂取した場合に運動誘発性低血糖が発生するのかを検証することを目的としました。今回の結果から、朝食を摂取し、運動開始30分前にスポーツドリンクと同等量の30gの糖質を含む飲料を摂取すると、運動誘発性低血糖が発生することがわかりました。また、全身持久力が高い被験者ほど血糖値が低下することもわかり、全身持久力の高い選手ほど運動誘発性低血糖に気をつけなければならないことが考えられました。

受賞コメント
