2級認定牛削蹄師に17名が合格

Date:2020.01.06

NEWS NO.94(2019年度)
2級認定牛削蹄師に17名が合格

本学での開催が初となる「2級認定牛削蹄師資格講習会」および「認定試験」(公益社団法人日本装削蹄協会主催、北海道牛削蹄師会協賛)が、10月16日と17日の2日間行われ、受験者17名(本学学生16名、附属とわの森三愛高校から生徒1名)全員が合格しました。合格者は循環農学類以外にも獣医学類、獣医保健看護学類の学生がいました。また、試験会場はこれまで北海道では常呂郡訓子府町のみで行われていましたが、今回初めて本学が試験会場となったことで、本学園からの受験者が過去最多のとなりました。


循環農学類
畜産衛生学研究室
髙橋 俊彦 教授

初めての酪農学園大学開催で、17名が合格したのは素晴らしいと思います。
それぞれの場で生かしていただきたいです。
今後も開催を継続できるよう、関係者と連携したいと思います。


獣医保健看護学類
生産動物看護研究室
菅野 美樹夫 教授

牛にとって“肢”及び“蹄”は、生産性に直結する大切な器官の一つです。そのため、世界中に削蹄師といわれる蹄を専門に整える職業が存在します。
今回、酪農学園大学では初めて学内を会場として2級認定削蹄師の講習会および試験が開催されました。試験は、四肢の保持から削蹄刀の使い方など実技的な試験はもちろんのこと、家畜解剖学、家畜伝染病学および家畜公衆衛生学などの学科試験も科されます。

今回は、試験日までの日にちが短かったため、トレーニングは毎回夕方遅くまで続けられました。その中で、5名の女子学生は、牛の肢を力の限り持ち上げ、蹄を削るトレーニングを何度も繰り返し行っていました。その時は女子学生パワーを見せつけられました。成り手が少ないと言われている削蹄師、男性の仕事と思われていた削蹄師ですが、今後は男性に代わって女性の仕事となる日が来るかもしれません。本学獣医保健看護学類は、動物看護師の仕事として、削蹄師養成に向け今後も続けて行きたいと思っています。


獣医学類
生産動物医療分野
阿部 紀次 獣医臨床教授

受験希望者がこれまで2~3人しか手を上げなかったのですが、今回は17人も手を上げ驚きました。それだけ目的意識があるのだと改めて感じました。その中の多くは、日頃から自分たちで牛の世話をしている肉牛研究会所属の学生もしくは、酪農後継者でした。また、合格者17人のうち、女子学生5人が合格したことは大きな成果です。

近年では、女性削蹄師が活躍の場を広げています。それには、補ていする器具の近代化が大きく影響していると思います。削蹄用具が電動化されるなど機械が進化したことで女性でも大きな牛を相手にできるようになりました。とは言え、基本は手で牛の肢を上げ、手で蹄を切るので、やはり技術が大事ということになります。教え方によっては女子学生でもできるということが証明できたのではないかと思います。


酪農後継者の感想

循環農学類4年 庄野 克基さん(標茶高校出身)

前から興味を持っていましたが、試験会場が北見方面と遠いことが負担になっていました。今回初めて本学で試験が受けられるというのですぐに手を上げました。削蹄師の方や先生たちに一から教えていただき感謝しています。卒業後は実家の牧場を継ぐので、ここで学んだ削蹄の技術を生かしたいと思っています。

 


とわの森三愛高校 機農コース3年 竹中 徳明さん(清水町出身)

牛の削蹄は大事な仕事なので、ぜひ、技術を習得したいと思っていました。
今後も、腕を磨いていきたいです。