遠藤大二教授が第14回「医療系eラーニング全国交流会」で2年連続の奨励賞を受賞

Date:2020.01.23

NEWS NO.101(2019年度)

遠藤大二教授が第14回「医療系eラーニング全国交流会」で2年連続の奨励賞を受賞

 

第14回「医療系eラーニング全国交流会」が12月20日・21日の両日、広島大学霞キャンパス 広仁会館大会議室にて開催され、本学獣医学類獣医放射線生物学ユニットの遠藤大二教授が奨励賞を受賞しました。同交流会では初の2年連続受賞となります。

昨年の受賞記事→https://www.rakuno.ac.jp/archives/4822.html

左から医療系eラーニング全国交流会会長の真嶋由貴恵氏(大阪府立大学)、遠藤大二教授、共同開発者の近藤圭也氏(システム工房エム)

遠藤 大二教授のコメント

昨年に 引き続き、講義内容のまとめから設問を自動的に生成する仕組みを活用した学習支援システムについて発表しました。
本年度は、「知識グリッドと講義中レスポンスシステムを活用した講義展開」と題し、昨年実現した「表にまとめられた学習項目(知識グリッド)」を先生方が限られた時間で実現し、学生にとっては、講義内容全体を把握するための仕組みの構築を発表しました。
"AUTEST"と名付けられたこの仕組みでは、講義内容のアウトラインをエクセルで作成し、決まったマークを、知識グリッドを生成する行の先頭に記入することにより、自動的に知識グリッドが生成され、多数の確認用小テスト問題が続けて生成されます。講義のアウトラインについては、学生の皆さんに学習課題として提出してもらうことにより、学生自身の学習の助けにもなり、同時に講義の確認テストの質を向上させることができます。つまり、学生の皆さんの参加で講義の質を向上させることができるOne Team型の教育を実現することができる仕組みであることを紹介しました。
発表は、昨年の発表での奨励賞受賞から始まり、発表当日の12月21日まで落胆と再挑戦を繰り返したエピソードと、そこから生まれた仕組みを紹介する時系列での発表となり、発表前日の12月20日に最後のパーツが埋まった報告をすることにより、参加者に楽しみながら共感いただくことができました。
本人としては、この仕組みで記憶できるようになった専門知識を学生さんが講義の中で使ってもらえる反転授業に挑戦したいと考えています。