2020年度学位記授与式を挙行
Date:2021.03.18
酪農学園大学・大学院の2020年度学位記授与式が3月18日(木)、本学健民館2にて行われ、教職員が見守る中、737名が学び舎を巣立ちました。今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染防止対策を講じたうえで、学類・研究科別に午前・午後の2部制で行いました。また、プログラムを縮小し、式典の時間を短縮して実施いたしました。 式は、小林昭博宗教主任の司式のもとキリスト教の礼拝形式で行われ、オルガンの前奏、招きの言葉のあと、聖書(マタイによる福音書5章13~16節)朗読、祈祷が捧げられました。そのあと、堂地修学長より学群学類・大学院の総代に学位記が授与されました。NEWS NO.42(2020年度)
2020年度学位記授与式を挙行
学長の式辞
式辞の中で「今年、卒業式のメッセージやインターネットで多く紹介されている聖書の言葉があります。酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の2020年度の聖句にもなっている言葉です。私も、皆さんに紹介したいと思っていました。ローマの信徒への手紙5章3~4節の『私たちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。』という言葉です。今、世界は新型コロナウイルス感染症という大きな試練の中にあり、多くの人が苦難を覚えています。皆さんは、これから社会に出て、希望ある充実した日もあれば、仕事や人との関わりの中で、苦難を覚える時もあると思います。今日『誰一人取り残さない』持続可能な世界をめざす開発目標、SDGsが世界的に提唱されています。本学は、創設以来SDGsに通じる建学の精神・理念により食料生産に関する教育と研究を行ってきました。皆さんは、その酪農学園大学の教育を体得されたと思います。今、さまざまな試練の中にある社会にあっては、酪農学園大学で学んだ皆さんを必要としています。皆さんが心身ともに健康で、それぞれの目標に向かって活躍され、また、このキャンパスに戻り、私たちにいろいろなことを教えてくれる日が来ることを期待いたします。」と言葉を贈りました。卒業生代表の証詞
食と健康学類 佐藤 碧さん(乳製品製造学研究室・盛岡第三高等学校出身)
証詞の中で「感染対策をしながらの卒業論文に向けての実験は、苦悩の連鎖でした。しかし、竹田保之教授には基礎ゼミから4年間、進路指導や卒業論文など大変お世話になりました。栃原孝志講師には卒業研究を始め、卒業後の進路について大変親身になってアドバイスいただきました。さらに、乳製品製造実験実習室の技師の方々には、実習を始め乳製品製造などにおいてご指導いただき、沢山のことを学ぶことができました。また、4年間を通して出会うことのできた友人・仲間にも沢山助けてもらいました。大学生活の中で出会った方々に、感謝してもしきれません。卒業後は、ここでとても感動・感銘を受けた酪農・ミルクに携わる仕事をしていきます。ここで得た知識・経験を存分に生かしていき、さらに上を目指していきます。」と決意を述べました。環境共生学類 高原 実那子さん(生物多様性保全研究室・学習院女子高等科出身)
証詞の中で「この1年は、新型コロナウイルスの影響で様々な事が制限され、卒業生も含め、多くの方がはがゆさや苦しさを感じたのではないかと思います。しかし、最後まで実学教育の中で、視野を広げ、視座を高める経験をたくさんすることができたのは、私たちの教育のために、様々な方が見えないところで議論を重ね対応してくださったのではないかと拝察いたします。同期の卒業生は、多岐にわたる進路へ進んでいきます。どんな進路を選んでも、困難なことは多いと思いますが、ここで得た知識や経験を糧に、それぞれの道で発揮していきたいと思います。」と決意を述べました。理事長のあいさつ
あいさつの中で「皆さんに門出の言葉を贈りたいと思います。それは『健土健民』思想の後継者たれ!という事であります。我々、酪農学園に学んだ者は、学園創立者黒澤酉蔵の思想を具現化し、世界に広める責務を負っています。ただ個人として生きていくための知識や専門技術を身に着けたのではありません。『酪農・農業』の振興を通して人々の幸福に貢献する役割を担っているのであります。」と期待を込めました。農食環境学群
循環農学類 | 第7回卒業生 | 237名 |
食と健康学類 | 第7回卒業生 | 166名 |
環境共生学類 | 第7回卒業生 | 116名 |
獣医学群
獣医学類 | 第5回卒業生 | 137名 |
獣医保健看護学類 | 第7回卒業生 | 62名 |
獣医学部
獣医学科 | 第20回卒業生 | 1名 |
大学院 酪農学研究科
酪農学専攻修士課程 | 第47回修了生 | 8名 |
食生産利用科学専攻博士課程 | 第27回修了生 | 3名 |
食品栄養科学専攻博士課程 | 第7回修了生 | 1名 |
獣医学研究科
獣医学専攻博士課程 | 第44回修了生 | 5名 |
獣医保健看護学専攻修士課程 | 第4回修了生 | 1名 |