2022年度入学式を挙行

Date:2022.04.05

NEWS NO.1(2022年度)

2022年度入学式を挙行

2022年度の入学式が4月5日、本学健民館2にて行われ、新入生653名(循環農学類206名、食と健康学類96名、環境共生学類118名、獣医学類124名、獣医保健看護学類79名、大学院24名、編入4名、再入学2名)を迎えました。 式典は、小林昭博大学宗教主任の司式のもとキリスト教の礼拝形式で行われました。 オルガンの前奏、招詞、聖書「マタイによる福音書22章34~40節」の朗読と続き、祝福と導きを祈りました。

小林昭博宗教主任

聖書朗読:ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。 「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」(マタイによる福音書22章34~40節)

堂地修学長

堂地学長は式辞の中で「ロシアのウクライナ侵攻により世界が分断され、平和が危機的な状況におかれています。黒澤酉蔵先生を始めとする先達たちが残した、デンマークをルーツとする酪農学園大学の建学の精神・理念である『三愛主義』『健土健民』の考えは、今まさに世界が必要としています。この考え方は、単に農業に止まらず、人類の営みすべてに当てはまり、今日、誰一人取り残さない持続可能な開発目標(SDGs)に通じる考え方です。これを契機に、世界の食料供給にも影響が出始めています。このような時、『農・食・環境・生命』について学ぶ酪農学園大学の社会的役割はとても大きいものがあります。とりわけ食料生産と環境との共生に関わる分野においては、その役割は極めて大きいと思います。私たち酪農学園大学は、その役割をあらためて自認し、社会的使命に真摯に向き合わなければなりません。そして、本日、入学された皆さんにも、その一翼を担っていただけることを大いに期待しています」とエールを贈りました。
谷山理事長はあいさつの中で「コロナ禍に加えて、紛争や戦争の発生は予測のつかないことが起きる変化の激しい時代にあることを示唆していると思います。こうした時代を生き抜いていくためには、新しいことに消極的にならずに、失敗を恐れず積極的にチャレンジしていくことが必要です。そして、自分自身の長所短所を知り、長所を伸ばし、短所を克服するよう、こつこつと努力し、自己研鑽に努めていただきたいと思います。大学生時代は自分探しの期間であり、常に自分を見つめ直しながら、勉学に精を出していただくことを願っております」と激励しました。