本学がモデルの小説「リラの花咲くけものみち」著者・藤岡陽子さんのトークショーを開催

Date:2023.11.10

NEWS No.50(2023年度)
本学がモデルの小説「リラの花咲くけものみち」著者・藤岡陽子さんのトークショーを開催

酪農学園大学がモデルとなった小説「リラの花咲くけものみち」(光文社) の著者・藤岡陽子さんのトークショーを10月25日に、本学の研修館で開催し、学生・教職員や江別市民、同窓生など約50名が参加しました。藤岡さんの明るく気さくなトークに会場の参加者も引き込まれるように共感の声や笑い声があり、終始和やかな雰囲気に包まれました。

作品に共感した獣医学類4年の中村アバシ伊沙さんが司会進行を務め、7月に刊行された小説【リラの花咲くけものみち】について、「既に小説を読まれた方にはさらに作品を好 きになってもらい、他の方にはすぐにでも読んでみたい!と思ってもらえるよう、作品の魅力を伝えてい きます」とあいさつしました。

 

 

 

藤岡さんは「『北農大学』としてモデルにさせていただいた大学でこのようなトークショーを開いていただき、本当にありがとうございます。あらすじを一言でいうと、北農大学の獣医学類に入学した18歳の主人公・岸本聡里(さとり)という女の子が6年間獣医師を目指して、友達との交流など色んなことを経験し成長していく物語です。6年の間、経験することがそれぞれ違ってくると思います。主人公・聡里の場合は・・・」と、物語について語っていただきました。

 


中村さんは「この物語は、息つく間もなく主人公の聡里にさまざまな出来事が起こるのですが、学生の目線で描かれているのが印象的でした。特に、雪のシーンが多いなと感じ、”なにか困ったことが起こったときは相談してね。ここは北海道だから、心身ともに凍えるから”という会話が心に残りました。今、悩みや葛藤を抱えている学生にエールのような贈る言葉があれば 一つ教えていただきたいです」と伝えると、藤岡さんは「 希望が見えない、身も心も凍るほどの孤独な時でも、誰かそばに居たら助けてほしいと手を掴んでもらう、助けを求めてる人がいたら手を掴みとってあげる、そういったものが人の心にあったらいいなと、学生のみなさんもそんな風に頑張ってほしいなと思っています」とあたたかな言葉を贈りました。また、「がんばれば努力は報われるという思いを一貫して描いています。いつだって希望を感じてもらえるような物語を描き続けてきたし、これからも描き続けていきたい」と話しました。


後半には、会場の参加者から質問を受け、「登場人物の名前の由来」や「リアルな描写はどのように取材したのか」など次々と手が挙がりました。終了後は、藤岡さんのサイン会が行われ、一人ひとりに丁寧に言葉を掛けてファンの心を熱くしました。

 

 

 

 




光文社「リラの花咲くけものみち」特設サイト
物語のあらすじや執筆の理由、北海道を舞台にした理由、藤岡陽子さんプロフィールについては特設サイトをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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