タンザニアのプロジェクト研究技術員が本学で研修に参加

Date:2025.10.13

NEWS NO.70(2025年度)
タンザニアのプロジェクト研究技術員が本学で研修に参加

2025101日から2025年10月7日まで、JICA-日本医療研究開発機構(AMED)地球規模課題対応国際科学技術協力プログラムSATREPS「ワンヘルス・教育・官民連携による顧みられない人獣共通感染症介入の共同デザインに関する研究開発」[プロジェクトリーダー本学獣医学類蒔田浩平教授(獣医疫学ユニット)]において、タンザニアのソコイネ農業大学で検査や試験室管理を担当している現地の研究技術員2名が、本学にて研修を行いました。

研修では、本学の同学類臼井優教授(食品衛生学ユニット)および同学類福田昭講師(食品衛生学ユニット)の指導のもと、各種検査の実施方法に加え、試薬や機器の在庫管理、衛生管理など、試験室運営に関する実践的な内容を学びました。最終日には、研修で得た知識や技術を現地の試験室でどのように応用するかについて発表とディスカッションを行い、今後の試験室運営の改善に向けた具体的な方策を検討しました。



地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)は、文部科学省と外務省の支援のもと、科学技術外交の強化を目的として、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)と国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人国際協力機構(JICA)が連携して実施するプログラムです。
開発途上国のニーズを基に、地球規模課題を対象とし、社会実装の構想を有する国際共同研究を、政府開発援助(ODA)と連携して推進します。そして、地球規模課題解決及び科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術を獲得することや、これらを通じたイノベーションの創出を目的としています。また、その国際共同研究を通じて、開発途上国の自立的研究開発能力の向上と持続可能な開発目標(SDGs)などの課題解決を目指していけるよう、持続的な活動体制の構築を図ります。


【関連】

◆国立研究法人 日本医療研究開発機構(AMED)プレスリリース
  https://www.amed.go.jp/news/release_20230518.html
2023.05.24 獣医学類蒔田教授の研究課題が国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択されました
  https://www.rakuno.ac.jp/archives/27606.html
◆酪農学園大学獣医疫学ユニット
  https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9430.html