学生の保護者より乳牛の寄附 ―本学牛群に新たな期待の1頭が仲間入り―
Date:2025.10.20
NEWS No.72(2025年度)
学生の保護者より乳牛の寄附
―本学牛群に新たな期待の1頭が仲間入り―
2025年10月17日、北海道・厚岸町から本学フィールド教育研究センター酪農生産ステーションに、新たな乳牛が到着しました。
今回の牛は、本学農食環境学群循環農学類4年生で酪農を営む保護者の方より、本学の学生教育への貢献を願い、無償で寄附くださいました。
寄附いただいた牛は、2023年12月11日生まれのホルスタイン種とモンベリアード種のF1(交雑種)です。現在妊娠中で、お腹にはモンベリアード種系統の雌の子牛が宿っており、2026年1月中旬の出産が予定されています。
なお、お腹に宿している胎子の種はモンベリアード種であるため、よりモンベリアード種の特徴を受け継いだ子牛となる見込みです。
モンベリアード種は赤茶色の班模様が特徴的なフランス原産の乳用牛で、酪農現場では搾乳量の安定化や繁殖成績の改善にも期待される品種です。
現在、本学では最先端のロボット牛舎の建設を進めており、新たな牛舎では多品種による牛群の形成を目指しています。今回寄附いただいた牛は、その多品種牛群を作っていく基盤となる重要な1頭として期待されています。
寄附いただいた保護者からは、「学生の教育の一助になれば嬉しいです。生産物はおいしい食品加工に活かしてほしいです。」との温かいメッセージをいただいております。
また、酪農生産ステーションの技師からも、「新しい品種の飼養には緊張もありますが、それ以上に楽しみです。今後は商品開発にも繋げたいです。」との声がありました。
今後は約3週間の検疫期間を経て、感染症検査などを行いながら、本学牛群の正式な一員として迎え入れられます。
1月の子牛誕生も控えてりおり、学生にとって飼養管理や繁殖、品種改良など、多くの学びをもたらす存在となることが期待されています。
【関連】
◆[プレスリリース]酪農学園大学が最先端のロボット牛舎を新築 ―学生が未来型酪農を実践的に学べる教育環境を整備―
https://www.rakuno.ac.jp/archives/39600.html
◆酪農学園大学 農環境情報学類 特設サイト
https://shingakunet.com/school/SC000559/rakuno/special/
◆酪農学園大学YouTubeチャンネル「農環境情報学類」Movieプレイリスト
https://www.youtube.com/watch?v=96_fBG3bp9A&list=PLTeyee6_6Hhwgz3tSCknZ-idSyHkESVNU
◆フィールド教育研究センター
https://www.rakuno.ac.jp/outline/facility/farm.html