大学カリキュラムによる食Pro.レベル3認定者への授与式を開催

Date:2021.01.18

NEWS NO.32(2020年度)

大学カリキュラムによる食Pro.レベル3認定者への授与式を開催

2021年1月18日(月)に食の6次産業化プロデューサー(食Pro.)のレベル3に認定された学生13名に対して、循環農学類の相原晴伴教授(農畜産物市場論研究室)、食と健康学類の阿部茂教授(食品企画開発研究室)による認定証の授与式が行われました。

認定者の集合写真

新型コロナウイルス感染拡大や卒論発表会の直前ということもあって欠席する学生もいましたが、感染防止策を講じて認定証の授与式を開催しました。授与式には6名の学生が参加し、循環農学類の学生へは相原教授から、食と健康学類の学生へは阿部教授からそれぞれ認定証が授与されました。

相原教授から認定証授与

阿部教授から認定証授与


認定者コメント

垰田恭輔さん
(北海道帯広緑陽高校出身) 循環農学類 農学コース4年 栽培学研究室(指導教員:亀岡笑講師)

垰田恭輔さん

実家が畑作農家のため、すぐに6次産業化に関わるかはわかりませんが、食品の加工や販売のことを学んでおくことは、今後、役に立つと考えて資格取得を目指すことにしました。食Pro.では簿記が必修科目ですが難しくて大変でした。卒業後は株式会社丹波屋の肥料部門で業務に就く予定ですが、農産部門もあることから就職先でも資格が役立つことがあると思います。取得した資格や学んだ知識を役立てて、よりよい食品がお客様の口に入るように頑張っていきたいです。
笹谷綾音さん
(札幌第一高校出身) 食と健康学類 食品開発学コース4年 食品企画開発研究室(指導教員:阿部茂教授)

笹谷綾音さん

食べることが好きで興味があったことと、『食』は生きていくうえで必要であり、身近であることから資格取得を目指しました。昨年の集中講義では、「アイスとヨーグルトの売り方」をテーマにグループワークを行い、プロモーションや価格などの検討を行いました。難しい内容でしたが、実践的な内容でした。卒業後は、アークスグループの株式会社ラルズに就職予定です。直接、生産者さんと関わるかわかりませんが、生鮮食品を扱ううえで生産と販売の双方の知識や視点を学べたことは勉強になりました。  

食プロとは

1次産業(生産)・2次産業(加工)・3次産業(流通・販売・サービス)の各産業の一体化や連携を6次産業化と呼び、この6次産業化を担う人材の認定・育成を目的としています。 食プロは6段階でレベル認定を行い、エントリーレベルの1からトップ・プロのレベル6まで設定されていますが、本学では、レベル3(指示等がなくとも、一人前の仕事ができる段階)を上限として大学カリキュラムを設定しています。 食プロのレベル3認定までをカリキュラムとして開講している大学は全国でいくつかありますが、2019年度、本学ではカリキュラムの中でレベル3を認定した全国で初めての大学となりました。  
【参考】関連記事 ◆2020.01.10 大学カリキュラムによる食Pro.レベル3認定者への授与式を開催  https://www.rakuno.ac.jp/archives/7813.html ◆2019.07.01 全国初!大学カリキュラムによる食Pro.認定者誕生!  https://www.rakuno.ac.jp/archives/3216.html