フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場の基本登録結果について

Date:2021.03.08

NEWS NO.39(2020年度)

フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場の基本登録結果について

フィールド教育研究センター肉畜生産ステーション肉牛農場は、黒毛和種未経産牛2頭の基本登録審査を受審しました。審査は一般社団法人酪農畜産協会家畜登録改良部次長 岸 大輔氏、高橋健一郎氏の2名により行われました。
受審した牛は、あおい1号(20月齢、若百合×安平幸×勝忠平)、はるな1号(19カ月齢、華春久×若百合×金忠平)の2頭です。審査の結果、あおい1号は85.1点、はるな1号は85.1点と2頭ともに高得点を獲得しました。現在繋養している繁殖牛(35頭)の基本登録審査における平均得点は83.1点で、最低80.8点、最高85.1点です。また、審査得点の分布は、80点台1頭(2.9%)、81点台7頭(20.0%)、82点台9頭(25.7%)、83点台9頭(25.7%)、84点台6頭(17.1%)、85点台3頭(8.6%)です。82点以上27頭(77.1%)、83点以上18頭(51.4%)です。
このように牛群の平均得点が83.1点と高いのは、長年多くの学生が日常の飼養管理に熱心に取り組んだ結果であります。また、それを支える教職員と関係機関の皆様のご指導・ご協力によるものです。今後は目標の平均84.0点を達成できるように精進してまいります。

はるな1(205号)


あおい1(201号)


参加学生のコメント

農食環境学群 循環農学類3年 動物生殖工学研究室

尾形徹也さん

 (酪農学園大学附属とわの森三愛高校出身)
今回登録審査を受審した2頭はタイプが違っていましたが、85.1点と同じ得点をいただきました。素晴らしい結果であったと感じています。 あおい1号は体積が非常に充実しており、増体面では現代の和牛に求められているものを持っている素晴らしい牛であったと思います。体高がオーバーしており減点されましたが、それでも高得点を頂くことができたのは、やはりこの牛の特徴であるフレームのしっかりした力強さを評価していただけたと思いました。これからの本学牛群の改良上の課題として、後躯の形状、特に後肢の改良が必要だと感じています。また後貌からの肋張りも改良が必要だと感じています。
はるな1号はあおい1号に比べると小さく見え目立たない牛でしたが、体の均称の整った黒毛和種の特徴を兼備した美しい体型の牛であると思います。正確な骨格構成、背腰の強さ繁殖牛として大事な要素を揃えた牛であると感じています。やや骨味や後肢・肋張りに課題があると感じています。審査当日は普段よりコンディションが良くありませんでしたが、高得点を頂けたのは本牛が持つ黒毛和種らしさや正確な骨格構成が評価されたからだと思います。 今回の2頭は期待以上の高得点でしたが、今後もこれに満足せずさらに上位を目指して努力しりたいと思います。農場スタッフ全員が協力しなければ叶わないものなので、これからもみんなで頑張っていきたいと思います。
 
農食環境学群 循環農学類3年 家畜繁殖学研究室

加藤大地さん

 (岐阜県立飛騨高山高校出身)
今回の登録審査では、2頭の良い部分が十分に評価され85.1点という大変高い評価をいただきました。審査前に毛刈りや調教などを皆で行い、それぞれの牛の良さが評価されるように準備しました。また2頭の母牛も自家生産であり、生体導入せず牛群整備に努めていますが、確実に牛群が整備されてきたと感じています。牛群の改良は1年や2年ではできず、5年、10年を要します。今回の高得点はこれまでの先輩方が牛に真剣に向き合い、取り組んできた成果であると感じています。今後もそれ受け継ぎ、レベルの高い牛群を造成できるようみんなで努力したいと思います。
 
農食環境学群 循環農学類4年 家畜繁殖学研究室

和田涼暉さん

 (鹿児島県立市来農芸高校出身)
今回の登録審査では、2頭とも美点を高く評価をしてもらい高得点をいただきました。あおい1号は体積に優れ、体高は月齢に対して上限オーバーであったものの前駆、中躯の良さ、繁殖牛として素質を評価してもらいました。6か月齢頃までは肩の付着が悪く、自家保留をするか迷っていたが運動、繋牧を行うことで肩付きが改善されたのではないかと思います。はるな1号はあおい1号に比べ体積では劣るものの、均称、品位を高く評価してもらいました。この牛は、早い段階で保留を決め共進会に向けて準備を行っていたが、育成途中から肩端が少しでてきました。あおい1号同様、運動、繋牧を行ったことで2頭とも高得点に繋がったのではないかと思います。今回の審査を受け肋張りに課題があり、育成期において草の食い込みが足らなかったのではないかと感じ、これを受けて配合の量、草の調整をしっかり行い食い込める環境をつくることでレベルの高い繁殖牛群を造成していけるのではないかと思います。
 


【参考】関連記事
◆2020.07.01 フィールド教育研究センター肉牛農場 基本登録審査結果 3頭受審し、好得点を獲得
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/10421.html
◆2019.12.13 酪農学園の雌子牛が最高価格で落札!
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/7357.html
◆2019.09.18 第17回北海道総合畜産共進会2019(肉用牛部門)で好成績を獲得
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/3073.html
◆2019.07.24 第44回石狩管内肉用牛共進会で経産の部で最高位賞を受賞
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/3168.html
◆2019.06.26 令和元年度江別黒毛和種共励会で経産牛部の最高位賞を受賞
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/3291.html
◆2019.04.25 石狩和牛振興協議会第12回通常総会で 「ゆり29」が最高販売額賞を受賞
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/3496.html
◆2018.10.11 本学肉牛農場の牛が農場開設以来の最高額で落札
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/5032.html