酪農学園大学ワイン2021完成報告会を開催
Date:2021.12.07
NEWS NO.46(2021年度)酪農学園大学ワイン2021完成報告会を開催
酪農学園大学ワイン2021完成報告会が12月7日(火)に学内にて開催されました。例年であれば、ホテルを会場として本学と協定を結んでいる北海道ワイン株式会社をはじめ、製造にご協力いただいた関係者などを招いて開催していますが、新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年に引き続き学内を会場として関係者のみで開催しました。
本学のワインプロジェクトは、2015年度よりスタートし、今年度で7年目となります。学生による「酪農学園大学オリジナルワインプロジェクト」(通称:ROWP,ロープ)が、主体となって取り組んでいます。2019年度からは課外活動団体(サークル)として大学から公認され、学内にあるブドウの栽培・管理などを中心として活動してきました。
完成報告会では、代表の中村陸人さん(循環農学類3年)から、今年度1年間の活動内容について報告を行いました。つづいて、加藤璃歩さん(獣医学類2年)から今年のワインのラベルデザインについて報告を行いました。その後、完成したワインとの記念撮影を行いました。
学生インタビュー
中村陸人さん(循環農学類3年)
(熊本県立熊本北高校出身)
ワインサークルには36名のメンバーがいますが、3年生は人数が少ないため負担が大きかったのが課題でした。今年は猛暑で干ばつとなったため潅水(かんすい)したり、炎天下の中で除草したりとぶどうの栽培・管理を頑張りました。前代表の西村有未さんは食と健康学類応用微生物学研究室で、ワインのことや酵母のことに詳しい偉大な先輩でしたが、自分は循環農学類に所属していたので、栽培・作物関係に関する知識があることが強みと考え、ゼミの先輩や先生に相談しながら取り組みました。努力して栽培し大豊作となってぶどうを収穫することができました。この集大成を皆さんに味わってもらえたら幸いです。
加藤璃歩さん(獣医学類2年)
(愛知県立瑞陵高校出身)
今回のラベルは2年生が集まってアイディアを出し合って決めました。実際にシカ対策で電気柵を設置していたため、シカの角を採用しました。イソップ寓話の「シカとぶどうの木」にあるように、ぶどうの葉の奥にシカが隠れているようなイメージでデザインしました。ラベルのベースの色もピンクにして、ロゼワインの色合いに合わせました。今年は大雨と強風による倒木によって電気柵が倒れてしまったこともありました。幸い、苗木に被害はありませんでしたが、苦労も詰め込まれたワインとなりました。自分がデザインしたラベルがワインになってすごくうれしいです。初めての経験となりました。今から飲むのが楽しみです。
【参考】関連記事
◆2021.11.22 酪農学園大学ワイン2021の販売開始について
https://www.rakuno.ac.jp/archives/18134.html
◆2021.02.26 【全私学新聞】サークルで育てたブドウのワイン/原料に赤ビートやホエイ 大学内で進む独自の酒造り(食と健康学類 山口昭弘教授、阿部茂教授、ワインサークルROWP)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/13666.html
◆2020.11.27 酪農学園大学ワイン2020完成報告会を開催
https://www.rakuno.ac.jp/archives/12408.html
◆2017.10.04 北海道ワイン株式会社と包括連携協定を締結
http://exc-old.rakuno-ac.jp/article-8365.html
【参考】関連ページ
◇ワインサークル“ROWP”
https://www.rakuno.ac.jp/archives/club/1876.html