本学の遠井朗子教授が秋元市長らと「札幌市動物園条例」記念講演に登壇

Date:2022.06.30

NEWS NO.16(2022年度)
本学の遠井朗子教授が秋元市長らと
「札幌市動物園条例」記念講演に登壇

6月6日に札幌市議会の本会議において、「動物福祉」と「生物多様性の保全」を掲げる市民動物園条例案が全会一致で可決され、札幌市は全国初となる「札幌市動物園条例」を制定しました。この条例制定には、本学環境共生学類の遠井朗子教授(環境法研究室)吉中厚裕教授(国際理解学研究室)金子正美教授(環境GIS研究室)が、市民動物園会議委員や条例検討部会の一員として協力し進めてきました。

6月26日に、この条例を広く知ってもらおうと、秋元克広札幌市長との「令和4(2022)年度第1回サッポロスマイルトーク」テーマ『動物園から考える札幌の未来』が、札幌市円山動物園(動物科学館ホール)にて開催され、本学からは遠井朗子教授が登壇しました。会場には学生や一般市民、関係者などが参加し、話に熱心に耳を傾けメモを取る姿が見られました。

<登壇者>
◇小菅 正夫さん(札幌市環境局参与)
◇遠井 朗子さん(酪農学園大学環境共生学類教授)
◇佐藤 広大さん(円山動物園PR大使・シンガー)
◇鈴木 なおさん(学生団体「命と自然の学生基地」代表
◇(司会)太細麻弥さん(元NHK札幌アナウンサー)
◇秋元克広市長


遠井  朗子(とおい あきこ)教授のコメント

野生動物が存続できる自然と人が共生する社会をつくり育てていくための条例ができることは素晴らしいです。しかし、条例は動物園の理念と、円山動物園の運営方法を定める一方で、民間施設を直接規制するものではありません生物多様性保全と動物福祉の配慮を目的に掲げる新しい動物園像が社会の中で受け入れられこれとは異なる動物の取扱いをやめる方向へ移行するためには、今後は市民の側条例の趣旨を理解し、変えていこうと意識していくことが大切す。また、動物園は全ての人に開かれるべきだ、という観点から、学生たちの取り組みとしても動物園と関わっていきたいと思います。





 


◆当日ライブ配信された映像が下記のYouTubeから見られます。

 


【関連リンク】

◆札幌市動物園条例について https://www.city.sapporo.jp/zoo/ordinance/index.html
◆円山動物園の基本理念・取組 https://www.city.sapporo.jp/zoo/info/keikaku/index.html