北欧のモビール”ヒンメリ”を学生が手作り

Date:2022.12.23

NEWS NO.57(2022年度)
 
北欧のモビール”ヒンメリ”を学生が手作り

今年も黒澤記念講堂のエントランスに、ヒンメリが飾られました。ヒンメリ(himmeli, 語源は独語のヒンメル「天」の意味)とはライ麦の麦わらを使って作るモビール(室内装飾)です。北欧のフィンランドでは収穫が終わったシーズンにヒンメリを飾り、一年の感謝の祈りを捧げます。

2017年から開始したヒンメリプロジェクトも今年で6年目を迎えました。材料は、本学で栽培されたライ麦(義平大樹教授)、羊毛(中辻浩喜教授)を使用しています。ヒンメリアーティストの山本睦子氏の指導の下、農産物利用学実習(農食環境学群選択授業、担当教員:宮崎早花講師)において制作しています(詳細はPDFを参照)。

2022年度 ヒンメリ作品 デザインコンセプト

「 調和 – Harmony 」

私たちの暮らしの中で続いていた様々な物事のバランスが変わり、異常気象や長引くパンデミックなど、生活に大きな影響を及ぼす出来事が続いています。すべての人へ穏やかな暮らしが訪れるよう願いを込めて、2022年度のテーマは「調和-Harmony」としました。これまで積み重ねてきた、中央の作品を新たにし、再スタートを切りました。昨年度から展示している窓側の作品は、酪農学園大学の理念にも繋がる「共生・循環・継続」をキーワードに、大きな円をモチーフにしましたが、今年度の作品においても、麦わら部分のらせん状の円と羊毛を使用した円が重なり合うよう構成しています。 【デザインコンセプト:山本氏】

 

 

 













【参考】関連記事
◆2021.12.24 本学循環農学類の学生が「ほっとニュース北海道」に出演
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/19734.html
◆2020.12.21 北欧のモビール”ヒンメリ”を学生が手作り
 https://www.rakuno.ac.jp/archives/12837.html

【参考】教員・研究室一覧

◆宮崎 早花講師(循環農学類 食物利用学研究室)
  https://www.rakuno.ac.jp/archives/teacher/9339.html