イオン北海道(株)との包括連携協定締結を記念した「酪農学園フェア」を開催
Date:2023.12.13
NEWS NO.64 (2023年度)
イオン北海道(株)との包括連携協定締結を記念した「酪農学園フェア」を開催
イオン北海道(株)との包括連携協定締結を記念した「酪農学園フェア」が、12月1日から3日間、イオン江別店にて開催されました。
イオン江別店で売れ残ってしまったパンなどを活用した飼料「エコフィード」を中心に食べさせて生産された豚肉販売など、地域資源の循環推進につなげる「食品系バイオマスの活用」について、地域の人々に知ってもらうことが目的の1つです。今回、「エコフィード豚」(通称)を使用した、酪農学園大学生産豚肉100%使用と表示されたシールが貼られた学内製造のベーコンが個数限定で販売されました。また、エコフィード豚と北海道産豚を使用したセミドライソーセージを学内で製造し、ベーコンとともに本学以外で初めて販売しました。
エコフィード飼料を与えた豚を肥育する、山田未知教授(循環農学類 中小家畜飼養学研究室)は、「ブタにパンを多給すると肉の中にサシが入る」と、本学産の豚もも肉を示しながら説明しました。
また、イオン北海道(株)や北海道コカ・コーラボトリング(株)、本学園との取り組みをによる、コカ・コーラ飲料の製造過程で発生する『茶粕』(やかんの麦茶や爽健美茶製造の際の副産物)のサイレージをエコフィード飼料として給与し、肥育した日本短角種の牛肉売り場では、西寒水将講師(循環農学類家畜生産改良学研究室)と学生たちが来客に対するアンケート調査を行いました。
酪農学園大学生産・製造の肉製品や乳製品、とわの森三愛高校の生徒が手掛けた、はさがけ米(ななつぼし)やきびだんごが並ぶ特設売り場がイオン江別店1階イオンタウンに設けられました。
2日は、ポインセチアとシクラメンの鉢植えが加わり、イベントでは麦わらで作る北欧フィンランドの伝統装飾の「ヒンメリ」作り体験や酪農plus+のキャラクターの“サンディー”などマスコットキャラクターが登場する「じゃんけん大会」が行われました。
循環農学類の宮崎早花講師(食物利用学研究室)と学生たちは参加者に、ヒンメリ作りを通じて材料となる作物(ライムギ)を育てるところから装飾品になるまでの過程を学ぶことができ、残った麦わらは、本学農場の堆肥として循環される、本学ならではの取り組みだとPRしました。
【参考】関連記事
◆2023.10.27「酪農学園とイオン北海道株式会社との包括連携協定締結式を開催」
https://www.rakuno.ac.jp/archives/30087.html
◆2023.05.16「茶かすを有効活用したエコフィードを給与した肥育牛を初出荷!」
https://www.rakuno.ac.jp/archives/27536.html
【関連リンク】
◆酪農学園大学地域連携センター
https://exc.rakuno.ac.jp/archives/12923.html
◆イオン北海道株式会社
https://www.aeon-hokkaido.jp/corporation/news/
◆イオン江別店
https://www.aeon-hokkaido.jp/shopinfo/119359/
◆北海道コカ・コーラボトリング株式会社
https://www.hokkaido.ccbc.co.jp/environment/recycle.html