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米国パデュー大学研修報告

2018.10.08ニュース

NEWS NO.57(2018年度)

米国パデュー大学研修報告

パデュー大学にて

米国パデュー大学獣医学部の国際プログラムオフィスによる学生と教員の交流事業により、本学獣医保健看護学類の郡山尚紀准教授(動物行動生態研究室)と同学類の学生4名が、7月21日から8月4日までの15日間、パデュー大学で研修を行いました。パデュー大学は獣医学部の中に獣医学科と獣医看護学科が併設されており、附属教育動物病院では、両科の合同によるチーム医療を学ぶことができます。学生たちは、ローテーションでさまざまな部門での研修を行いました。

【パデュー大学との交流・本学に訪問されたときの様子】

獣医保健看護学類では今後、パデュー大学との学術協定を結ぶことも視野に交流を深めています。

リード獣医学部長らとの対談で、北澤学類長は「パデュー大学獣医学部との協定が結ばれることで、アメリカからも学生がやってきます。もちろん、アメリカの看護師の方が色々な技術を持っていますが、日本の動物看護師のいい部分もぜひ体験してもらいたいと思います」と話しました。

パデュー大学獣医学部長リード先生と北澤多喜雄学類長(記念品贈呈)

パデュー大学獣医学部獣医看護学科長ビアンカ先生による講義

講義後のあと、リード先生とビアンカ先生を囲んで記念撮影


【パデュー大学での研修報告】

 

砂本 紗希さん(獣医保健看護学類3年)

 

日本よりも看護が進んでいるアメリカの現状を知りたいと2年生の時から思っており、3年生になってこの研修に参加しました。

伴侶動物だけでなく大動物の手術を見たり、問題行動のある犬へのカウンセリングや、その対処法について学生や看護師たちがディスカッションを行うなど、日本にはない貴重な経験ができました。アメリカの看護師さんたちは日本以上に責任ある仕事を任されており、多くの業務をこなしていると実感しました。

 

お世話をしてくださったパデュー大学の日本人獣医師の方は本当に良い方で、私たち研修生に気を配り、楽しい雰囲気を作ってくださいました。また、大学の方々は、ゆっくりと話して理解できるまでていねいに教えてくださいました。おかげで、予想以上に楽しく、有意義な研修になりました。


 

今野 樹さん(獣医保健看護学類3年)

 

アメリカでの獣医療には以前から興味を持っていました。言葉の不安はありましたが、昨年参加した先輩から大丈夫とアドバイスをいただき、今回参加しました。

 

現地では、動物看護師の方々が同じ看護師の学生が来たことをとても喜んで、親切に教えてくださいました。

 

アメリカでは手術の際には獣医師と看護師の区別がつかないくらい同じように動いており、チームワークの強さを感じました。獣医師の方に『看護師を信頼していますか』と尋ねると、信頼しているし彼らがいなければ仕事は成り立たない、教えてもらうことも多いと答えてくださいました。

今回の研修で持ち帰ったことを、これからの日本の動物看護や教育に結びつけて行くのが私の目標です。


 

高澤 巴菜さん(獣医保健看護学類3年)

 

酪農学園大学に入る前から、海外で勉強したいと思っていました。今回の研修で印象に残ったのは、看護師が注射や麻酔などを普通に行っていることでした。日本の場合は看護師は民間資格で職域があいまいですが、アメリカは国家資格で、獣医師は看護師なしでは仕事ができないと教えられているそうです。

 

この研修で、海外で国家資格を取りたいという気持ちが強まりました。

獣医看護師として他にも取り組みたいことがいろいろとあって迷ってしまうほどで、情報を集めて自分の進路をしっかりと考えていくつもりです。


 

矢部 真彩さん(獣医保健看護学類4年)

 

高校生のときに、飼っていた犬がヘルニアで手術が必要になった時にいろいろ調べていて、アメリカの理学療法のことや犬の理学リハビリテーション施術者のための認定プログラム CCRP (Certified Canine Rehabilitation Practitioner) のことを知ったことがきっかけで本学に入学しました。そのアメリカの理学療法チームに、CCRPを取得したパデュー大学の動物看護師が入っていのでパデュー大学に興味を持っていました。

 

私が入学した年にパデュー大学での研修制度が始まり、すぐにも行きたい気持ちでしたが何も分からないで行くより4年生まで待って良かったと思っています。現地の医療現場で行われている内容も把握でき、語学力もしっかり身につける準備ができたのでコミュニケーションがスムーズにとれて良かったです。

 

獣医療先進国であるアメリカで感じたことは、獣医師と看護師(CCRP取得)が縦の関係ではなく、横の関係になっていて素敵だと思いました。それから、大動物の動物看護師が多いことです。研修でもウマの足のレントゲンを撮るなど大動物の理学療法の需要が多いと感じました。日本ではペットにばかり目を向けているのかもしれませんが、大動物の理学療法に目を向けることも必要だと思いました。

 

15日間の研修を振り返ると、最初はなかなか思うようにできなくてもどかしい思いもしましたが「自分から動かなければ!」と、勇気を出して自ら質問し、動いて手伝いをする、いろんなことに挑戦してみてたくさんのことを学びました。こうした経験を生かし、将来は動物病院で動物看護師として働きながらCCRPを取得したいと思っています。


 


MRIでの診察

ウマの手術に立ち会う看護師

動物看護師たちと

動物看護師たちと

インディアナポリス動物園内の動物病院にて

グレートデーンのリハビリー

フェアウェルパーティーにて

日本人スタッフのDr.トモと

パデュー大学からの記念品




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