酪農学園大学ワイン2022完成報告会を開催

Date:2022.12.05

NEWS NO.46(2022年度)
 
酪農学園大学ワイン2022完成報告会を開催

酪農学園大学ワイン2022完成報告会が11月29日(火)に学内にて開催されました。本来であれば、ホテルを会場として本学と協定を結んでいる北海道ワイン株式会社をはじめ、製造にご協力いただいた関係者などを招いて開催するところですが、新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年に引き続き学内を会場として関係者のみで開催しました。

酪農学園大学ワインサークル“ROWP”のメンバーと 顧問の阿部教授(写真左から2番目)、副顧問の津川学生支援課長(写真左)、循環農学類の小八重教授(写真右)

 

本学のワインプロジェクトは、2015年度よりスタートし、今年度で8年目となります。学生による「酪農学園大学オリジナルワインプロジェクト」(通称:ROWP,ロープ)が、主体となって取り組んでいます。2019年度からは課外活動団体(サークル)として大学から公認され、学内にあるブドウの栽培・管理などを中心として活動してきました。

完成報告会では、代表の小林れもんさん(食と健康学類3年)から、今年度1年間の活動内容について報告を行いました。つづいて、中川櫻子さん(食と健康学類管理栄養士コース2年)から今年のワインのラベルデザインについて報告を行いました。その後、顧問の阿部茂教授(食と健康学類)からあいさつがあり、最後に完成したワインとの記念撮影を行いました。

学生インタビュー

小林れもん さん(食と健康学類3年)

(北海道網走桂陽高校出身)

代表の小林れもん さん

 私自身、家庭菜園も経験したことがなく、ほぼゼロから知識を集めるところからのスタートでしたが、先々代の部長が残してくださった書籍や、前部長が作成されていた管理日誌を参考に作業を進めていました。木の管理などは主に砂川での外部実習や外部講師の方から学び、ブドウの剪定や除葉など専門的な知識やセンスが必要とされる作業に触れ、貴重な経験を積むことが出来ました。
 今年は剪定や農薬散布、草刈り、誘引など例年作業の他に、牛舎横圃場の支柱の補強と草刈り勉強会を行ったほか、応用微生物研究室のブドウの葉の発酵助剤を用いた農薬削減の実験や食品企画開発研究室のブドウ葉の紅茶開発の材料提供なども行いました。
 部長になってからはほとんどの作業に参加するようにしていたのですが、作業内容に対して作業人数が少ないことから一度の作業負担が大きく、特に夏は草刈りの作業が追い付かず、作業量もどんどん増えてとても大変でした。また、短期間で集中して大雨が降ったことで思うように作業が進めることが叶わず、自然と寄り添う農業の難しさについて学ぶことができました。
 そのようななか、部員に作業を任せたり、先輩方や顧問の先生方、副顧問である学生支援課の津川さんの存在はとても頼りになりました。
 今年一年の頑張りが形になり、本当に嬉しいの一言に尽きます。学内、学外問わず多くの方に楽しんでいただければ幸いです。

 

中川櫻子 さん(食と健康学類管理栄養士コース2年)

(北海道遠軽高校出身)

ラベルデザインについて説明する中川櫻子さん

 毎年2年生がラベルデザインを担当することになっているのですが、1年生の時からやりたいと思っていて、デザインを考えていました。2年次に立候補する形で担当させてもらえることになり、顧問の阿部先生と相談しながら半年ほどかけて製作しました。(作画はラベルもチラシもスマートフォンのお絵描きアプリを使用して描きました。)

 今年のラベルデザインのモチーフとなっているのは、酪農学園大学の牛舎横にあるROWPの畑です。ぶどうと牛がひとつに収まっている景色は、ROWPらしさと酪農学園大学らしさを兼ね備えていて私はとても気に入っています。

 今年のラベルは、例年の赤やピンクを基調としたデザインとは少し違います。ですから、完成後の雰囲気がロゼワインに合うかどうか心配な部分もありました。しかし、完成した今年のワインはビビットなピンク色で、思った以上に青いデザインも合っていて満足しております!

活動報告をするROWP代表の小林れもん さん

ラベルデザインの説明をする中川櫻子さん

顧問である阿部茂教授からのあいさつ

循環農学類の小八重善裕准教授

新聞記者から取材を受ける小林れもんさん

新聞記者から取材をうける中川櫻子さん

実習先の砂川市から本学OBの新保里佳さん(写真手前)も参加されました。 

ワイン完成報告会の様子

 

 


 

2016年から2022年まで7本のワインが並びました

 


【参考】関連記事
◆2021.12.07 酪農学園大学ワイン2021完成報告会を開催
https://www.rakuno.ac.jp/archives/18745.html
◆2021.11.22 酪農学園大学ワイン2021の販売開始について
https://www.rakuno.ac.jp/archives/18134.html
◆2021.02.26 【全私学新聞】サークルで育てたブドウのワイン/原料に赤ビートやホエイ 大学内で進む独自の酒造り(食と健康学類 山口昭弘教授、阿部茂教授、ワインサークルROWP)
https://www.rakuno.ac.jp/archives/13666.html
◆2020.11.27 酪農学園大学ワイン2020完成報告会を開催
https://www.rakuno.ac.jp/archives/12408.html
◆2017.10.04 北海道ワイン株式会社と包括連携協定を締結
http://exc-old.rakuno-ac.jp/article-8365.html
【参考】関連ページ
◇ワインサークル“ROWP”
https://www.rakuno.ac.jp/archives/club/1876.html