2022年度学位記授与式を挙行
Date:2023.03.16
NEWS NO.70(2022年度)
2022年度学位記授与式を挙行
酪農学園大学・大学院の2022年度学位記授与式が3月16日(木)、本学健民館2にて行われ、教職員が見守る中、704名が学び舎を巣立ちました。今年度も昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染防止対策を講じたうえで、学類・研究科別に午前・午後の2部制で行いました。また、プログラムを縮小し、式典の時間を短縮して実施いたしました。
式は、小林昭博宗教主任の司式のもとキリスト教の礼拝形式で行われ、オルガンの前奏、招きの言葉のあと、聖書(マタイによる福音書6章25~34節)朗読、祈祷が捧げられました。そのあと、堂地修学長より学群学類・大学院の総代に学位記が授与されました。
学長の式辞
堂地学長は式辞の中で、「私たち酪農学園大学には、膨大な研究業績の蓄積があります。酪農学園大学の叡智を集めて、現在、日本や世界で起きているさまざまな問題の解決と、新たに進むべき道を示すことができると考えています。新型コロナウイルスに翻弄され、各地で争いが起こっている今、私たち酪農学園大学は『三愛主義』『健土健民』の建学の精神を広く伝えなければならないのです。そのことが私たち酪農学園大学の使命でもあります。今日、学び舎を後にする卒業生の皆さんも、ぜひ、酪農学園大学の建学の精神を、今日、あらためて思い起こし、これからも心に止めておいていただきたいと思います」と、はなむけの言葉を述べました。
※全文はこちらから⇒https://www.rakuno.ac.jp/archives/26652.html
証詞
卒業生代表
獣医保健看護学類 八木 姫歌 さん(動物と人の関係学ユニット・北広島高校出身)
八木さんは「1年次では全国各地の友人が増え、一気に世界が広がったように感じました。2 年次ではコロナ禍によりオンライン授業が始まりました。何もかもが初めてのことばかりでしたが専門科目が増え、より一層勉強に励みました。3 年次には研究室での活動が始まり、専門的な知識が増えました。最終学年の4 年次では卒業論文の執筆と発表、そして第1回目となる『愛玩動物看護師国家試験』の受験があり、とても充実した4年間でした」と学生生活を振り返り、「学生生活の中でも私に大きな成長を与えてくれたのは研究室での活動です。恩師から『動物に関わる人は、動物だけでなく人にも好かれるように行動しなければならない』と教わったことを胸に刻み、動物行動学で習った『利他的な行動』を実践できる人間として人生を歩んでいきたいと思います」と決意を述べました。
環境共生学類 吉根 陽太郎 さん(環境リモートセンシング研究室・東京都立農芸高校出身)
吉根さんは「入学時には想像もしていなかったリモートセンシングの分野に足を踏み入れ研究に没頭しました。卒業後は、GIS・リモートセンシングを活用した事業を行う仕事に就きます。研究で培ってきた知識と技術を生かすことはもちろん、仕事先での新たな出会いに期待を膨らませています。これからは酪農学園大学卒業生としての誇りをもって活動していこうと思います」と証を述べました。
理事長のあいさつ
谷山理事長はあいさつの結びに、「国連は、SDGsとして全ての国々が取り組むべき課題を掲げました。その課題の中には、われわれ酪農学園が創立以来の建学の精神である『三愛主義』、『健土健民』そのものの教えが綴られています。90年前、学園創立時の黒澤酉蔵とその協力者達の思想であります。換言すれば、我々の歴史はこのSDGsの思想を先取りしてきた歴史と言えるでしょう。このような時代こそ私たちはともに手を携えて、この思想を世界に広める責任があります。最後に、皆様に「自立」と「自律」という言葉を贈ります。一つは自らの足で立つ、独立independenceと表現してもいいかも知れません。もう一つは自らを律するself-controlあるいは autonomyです。 自ら考え、自らが課題の解決を率先して取り組むことが、皆さんの未来へのみをつくしになることを願っています」と、お祝いの言葉を述べました。
農食環境学群
循環農学類 | 第9回卒業生 | 236名 |
食と健康学類 | 第9回卒業生 | 132名 |
環境共生学類 | 第9回卒業生 | 115名 |
獣医学群
獣医学類 | 第7回卒業生 | 135名 |
獣医保健看護学類 | 第9回卒業生 | 64名 |
大学院 酪農学研究科
酪農学専攻修士課程 | 第50回修了生 | 14名 |
食品栄養科学専攻修士課程 | 第25回修了生 | 2名 |
食生産利用科学専攻博士課程 | 第28回修了生 | 1名 |
大学院 獣医学研究科
獣医学専攻博士課程 | 第48回修了生 | 3名 |
獣医保健看護学類専攻修士課程 | 第5回修了生 | 2名 |
【参考】
◆2022.03.17「2021年度学位記授与式を挙行」
https://www.rakuno.ac.jp/archives/20759.html
◆2021.03.18「2020年度学位記授与式を挙行」
https://www.rakuno.ac.jp/archives/13940.html