安藤 達哉

獣医学類

安藤 達哉 あんどう たつや

准教授

研究室番号
動物医療センター 204

教員・研究室

取得学位 博士(獣医学)
研究室・ユニット名 生産動物内科学
研究テーマ 生産動物医療の個体診療と群管理における生産性阻害要因因子に関する研究
学びのキーワード 生産動物医療生産性向上牛の健康管理食の安全・安心感染症往診(動物病院)
教育・研究への取り組み 「生命に真摯であれ。命に臆病であれ」これがユニットテーマです。AMC(酪農学園大学附属動物医療センター)における診療活動を通して、生産動物のそして生産者の方々の生命に直接関わる活動を進めながら、臨床現場に届く教育・研究活動に取り組みます。答えは机上では無く臨床現場にあります。
受験生へのメッセージ COVID -19の流行を受けて、世界中で新しい生活様式への試みが試されています。この地球上には今まだ知らぬ感染症や様々な疾病が待ち受けているでしょう。獣医師を目指すみなさんだからこそ、現実から眼をそらさず凛とした行動をお願いいたします。一人ひとりが愛する大切な人の為に自分の一歩を考える。獣医師であるまえに素敵な人間であって欲しいと願います。

研究シーズ

研究キーワード 生産動物医療 往診(動物病院) 人獣共通感染症
実際の生産動物医療から総合臨床獣医学を考える
研究の概要・特徴

研究は実際の生産動物医療が全ての基本になっている。
①乳牛におけるボルナ病伝播とその清浄化対策
慢性持続性感染症の中でもその発見が非常に難しいボルナ病について、その伝播様式の解明を進め、その中から清浄化対策を考察し実際に挑戦している。
②乳房炎ワクチンの効果検証
我が国における乳房炎損害は非常に大きいが、その予防はなかなか進んでいない。この乳房炎に対するワクチンの効果を検証するとともに、実際に活用を進める中からその有効活用方法を模索している。
③乳用子牛におけるAMH(アンチミューラリアンホルモン)の値から、その将来的生産性および繁殖性予測の可能性を研究する。より牛群にフィットした育成牛の把握と、無駄のない購買計画などに使用の可能性を進める。

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

生産動物医療は人々の食と健康に密接な関連性を持つ。また、生産動物達がゆっくりと草を食む光景は私たちに心の安らぎを与えてくれる。
直接そして間接的に、人間と生産動物は大きく関わり、なくてはならない関係の中で生きている。
私は、より生産動物たちが健康で住み良い時間を過ごせる様、慢性持続性感染症の清浄化への研究を進めている。また、乳用牛にとって非常に大きな疾患である乳房炎を予防するため、乳房炎ワクチンの積極的な活用と研究を実施している。さらに、出生直後のAMHから、酪農家それぞれの必要としている個体を把握する可能性を探り、人畜ともに有意義な生活を送れる事を目標にしている。