
取得学位 | 博士(農学) |
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研究室・ユニット名 | 人と動物の関係学 |
研究キーワード | 人と動物の関係学 アニマルセラピー 動物心理学 |
人と動物の関わりで生じる心理、生理、健康への効果
研究の概要・特徴
ペットに触れて気持ちがいやされる。人にも動物にも起きています。その作用を心理面と生理面の両方から分析しています。心拍(脈拍)、皮膚温、ストレス関連物質といった生理反応の測定や行動の観察をします。実験の対象動物は、牛や馬、羊といった家畜、モルモット、ハムスターなどの伴侶動物まで幅広いです。
乗馬による騎乗者と馬への影響も研究しています。騎乗者の感情、認知、生理面への影響について、姿勢や心拍、脳血流量を測定することで評価しています。同時に馬の緊張状態を心拍の測定で評価しています。
家畜の性質について、牛や馬を対象とした行動実験と遺伝子解析を行っています。幼牛の新奇刺激に対する積極性を測定し、性格を評価し、遺伝子多型との関係を調べています。
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)
本研究室の研究は、人の福祉に動物を役立てる研究がある一方、動物の福祉に注目した研究もある。研究は、福祉関係の施設での動物の活用に役立つと考えられる。また、動物園など、動物の飼育や管理に関わる施設でも役立つと考えられる。