山田 弘司

循環農学類

山田 弘司 やまだ ひろし

教授

研究室番号
C3-409

教員・研究室

取得学位 博士(農学)
研究室・ユニット名 人と動物の関係学
研究テーマ 人と動物の相互理解とよりよい関係を目指して
学びのキーワード 動物心理学動物行動学乗馬セラピー教育体験ファーム動物園動物福祉
教育・研究への取り組み 研究室のメンバーが動物園で動物を見ながら心理測定や心拍測定をして、リラックス効果や活力増加効果を分析しています。また、モルモットをなでているときに、ストレスを感じているのかどうかについて、行動観察や心拍数の測定で検討しています。ウマの心拍を測定し、乗馬訓練時のストレス評価も行っています。
受験生へのメッセージ 動物を見たり、動物に触れたりするアニマルセラピー効果について研究しています。人と動物の両方の心理や行動を分析するのが本研究室の特徴です。研究実験や調査は、研究室内だけでなく、動物園や農場、乗馬施設など様々な場所で行っています。みなさんも参加してみませんか。

研究シーズ

研究キーワード 人と動物の関係学 アニマルセラピー 動物心理学
人と動物の関わりで生じる心理、生理、健康への効果
研究の概要・特徴

 ペットに触れて気持ちがいやされる。人にも動物にも起きています。その作用を心理面と生理面の両方から分析しています。心拍(脈拍)、皮膚温、ストレス関連物質といった生理反応の測定や行動の観察をします。実験の対象動物は、牛や馬、羊といった家畜、モルモット、ハムスターなどの伴侶動物まで幅広いです。
 乗馬による騎乗者と馬への影響も研究しています。騎乗者の感情、認知、生理面への影響について、姿勢や心拍、脳血流量を測定することで評価しています。同時に馬の緊張状態を心拍の測定で評価しています。
 家畜の性質について、牛や馬を対象とした行動実験と遺伝子解析を行っています。幼牛の新奇刺激に対する積極性を測定し、性格を評価し、遺伝子多型との関係を調べています。

 

モルモットの触れあいによる、行動や心拍への影響 モルモットの触れあいによる、行動や心拍への影響
乗馬による認知機能への効果 乗馬による認知機能への効果
犬のおもちゃに対して、積極的に近づく牛 犬のおもちゃに対して、積極的に近づく牛
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

本研究室の研究は、人の福祉に動物を役立てる研究がある一方、動物の福祉に注目した研究もある。研究は、福祉関係の施設での動物の活用に役立つと考えられる。また、動物園など、動物の飼育や管理に関わる施設でも役立つと考えられる。