吉村 暢彦

環境共生学類

吉村 暢彦 よしむらのぶひこ

講師

研究室番号
A1-209

教員・研究室

研究室・ユニット名 実践GIS
研究テーマ GIS等の技術を用いた海外・国内の地域課題の発見と対応の検討
学びのキーワード GISGPS地域課題の発見農林業等のDXアクティブラーニング
教育・研究への取り組み GISやGPS等の空間情報技術を活用することで、海外、国内の地域課題の特定し解決へのアプローチを探ります。労働力不足等に対する業務効率化やサービスの向上、自然環境の見えない価値の可視化による適正利用の促進、発展途上国などでのデータに基づく自然資源管理の推進等、海外も含め様々な地域、分野で持続可能な社会に向けた研究を行います。現場で何かアクションを実践していくことも重視していきたいと思います。
受験生へのメッセージ インターネットが普及し、知識を得ることは簡単になってきました。しかし、もの見方や考え方が十分に備わっていなければ、それらを活かしていくことは難しいです。本研究室では、GISやGPSといった空間情報技術を用いた研究を通して、ものの見方や考え方をメンバーで深めていければと思っています。

研究シーズ

研究キーワード GIS リモートセンシング 見えていない価値と潜在的なリスク
私たちが普段見えていない価値や潜在的なリスクを地図化する技術とその応用に関する研究
研究の概要・特徴

GISやGPS、リモートセンシングといった空間情報技術を活用することで、私たちが普段見えていない価値や潜在的なリスクを地図化する技術やその応用を研究しています。また、地図化された情報の共有とそれによる効率的かつ効果的な作業方法・管理方法の研究も行っています。下記のように、ゼロカーボン社会への貢献や少子高齢化社会における労働力不足対策、見えない自然の価値の可視化による生物多様性保全や観光への貢献、災害リスク等まちづくりへの貢献を大きな目的としています。

①森林のCO2吸収量や都市のCO2排出量等の地図化によるゼロカーボン社会に向けた意思決定支援
②農業や林業におけるGIS、GPS、リモートセンシングの活用による効率的な作業の促進
③生態系サービスの可視化等、自然の価値の再認識
④災害リスクや都市の課題等の可視化によるまちづくりの推進
⑤GISやGPS等の教育方法

研究のフィールドは、国内にとどまりません。国内・海外の様々な価値やリスクを可視化します。
また、このような空間情報の収集と分析を多くの人の協力のもとで行うことで「市民科学」の推進も行います。

SNSデータを用いた北海道の景観の価値の評価 SNSデータを用いた北海道の景観の価値の評価
ソロモン諸島の炭素蓄積の推定や森林管理の技術支援(JICAプロジェクト) ソロモン諸島の炭素蓄積の推定や森林管理の技術支援(JICAプロジェクト)
トマムスキー場におけるスキーヤーの行動把握 トマムスキー場におけるスキーヤーの行動把握
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

人の行動や自然の価値、街に潜むリスク等、可視化して共有することで改善に向けたディスカッションが促進されます。企業の方であれば、従業員の働き方や効率的な管理に貢献できます。また、可視化することによって、何か新しい価値を生み出すこともできるかもしれません。

星野リゾートトマムでの取り組み
https://steep.jp/interview/60576/