
取得学位 | 博士(獣医学) |
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研究室・ユニット名 | 伴侶動物外科学 |
研究キーワード | てんかん 神経病 MRI |
犬猫の神経疾患におけるバイオマーカーとしてのサイトカイン活性の有用性
研究の概要・特徴
近年,犬猫においてもMRIが身近な検査となり,多くの神経疾患の病態の一部が解明されてきた.しかしながら,麻酔を必要とする検査であることや経済的問題から頻繁に検査をすることは難しいかもしれない.そのため,診断を行う際にMRIを撮像することは許容されやすいが,follow-upとして複数回の撮像は比較的難しい.このような背景から,安全かつ簡便な検査として病態の状況を把握できるバイオマーカーが求められている.
現段階の研究として,神経疾患犬猫の脳脊髄液中のサイトカイン活性を測定し疾患バイオマーカーとしての有用性の検討を行っている.
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)
本研究の最終目標として血清などの採取容易なサンプルによるバイオマーカーの確立であり,これらのデータは産業動物に対するトランスレーショナル・リサーチであるとも考えている.