福田 茂夫

獣医学類

福田 茂夫 ふくだしげお

講師

研究室番号
動物医療センター 203

教員・研究室

取得学位 博士(獣医学)
研究室・ユニット名 生産動物病態学
研究テーマ 生産動物の疾病における発症機序の解明と予防・治療のための研究
学びのキーワード 生産動物医療生体防御機能飼育衛生子牛の感染症
教育・研究への取り組み 生産動物病態学の位置づけは、臨床獣医師の治療方針の根拠となる疾病の病因・病態を明らかにして、診断法や治療法の研究開発を推進することにあります。患畜の病態を深掘りし、臨床と研究の連携を図りながら、教育・研究を推進していきます。
受験生へのメッセージ 獣医師として必要な知識と技術を身に付けるだけでなく、酪農学園大学では、ここでしか体験できない様々な出来事が待っています。たくさんの仲間と過ごす6年間は、必ず生涯の財産となるはずです。

研究シーズ

研究キーワード 生体防御機構 診断技術の開発 牛の疾病の病態解明
子牛の感染症の早期診断と予防技術
研究の概要・特徴

 生産動物病態学の位置づけは、臨床獣医師の治療方針の根拠となる疾病の病因・病態を明らかにして、診断法や治療法の研究開発を推進することにあります。患畜の病態を深掘りし、臨床と研究の連携を図りながら、教育・研究を推進していきます。
 牛の感染症における生体防御機能を中心に発症に至るメカニズムの解明、予防するための技術開発を研究テーマとしています。特に乳用牛、肉用牛ともに哺育期における疾病発生は重篤な病態に陥りやすく、子牛の呼吸器と消化器の感染症対策が重要な課題です。リンパ球やマクロファージなどの免疫細胞を中心に感染症の発症メカニズムと牛の免疫機能を明らかにすることで、牛の感染症の早期治療と予防のための技術開発に貢献できると考えて、疾病牛の病態解析を中心に研究を進めています。また乳用牛の乳房炎やケトーシス、ダウナー牛症候群など生産性に大きく影響を及ぼす疾病の病態についても研究を進めています。

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

所属する附属動物医療センターでは、入院家畜への高度な治療や手術が行われるなど貴重な症例が集まります。また大学附属農場を活用した研究も多く進められており、生産現場に即した環境も整っています。動物医療センターの入院家畜や協力農場の牛を対象に、子牛の肺炎や虚弱子牛、周産期疾病について症例を中心に病態の解析と診断と予防の技術開発に取り組んでいます。診断技術や疾病予防に関する新しい技術も取り入れ活用したいと思っています。