酒井 俊和

獣医学類

酒井 俊和 さかい としかず

助教

研究室番号
動物医療センター 306
取得学位 医学博士
研究室・ユニット名 伴侶動物外科学
研究キーワード 血液浄化 敗血症 エンドトキシン

敗血症治療のための血液浄化療法

研究の概要・特徴

敗血症とは「感染症に対する制御不能な宿主反応に起因した、生命を脅かす臓器障害」と定義されている。それにはグラム陰性細菌の構成成分であるエンドトキシンがその病態に深くかかわっている。エンドトキシン吸着カラムは体外循環により血液中のエンドトキシンを吸着除去する治療カラムであり、人医療では治療選択肢のひとつとして臨床応用されている。一方、犬では未だ臨床応用されていない。
犬での安全性試験、有効性評価を行い、臨床試験を進めていく予定である。

犬に体外循環を行いエンドトキシンを除去する 犬に体外循環を行いエンドトキシンを除去する
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

獣医領域において敗血症は致死率の高い疾患である。本研究が臨床応用されれば救命率向上に寄与することが期待される。