酒井 俊和

獣医学類

酒井 俊和 さかい としかず

助教

研究室番号
動物医療センター 306

教員・研究室

取得学位 医学博士
研究室・ユニット名 伴侶動物外科学
研究テーマ 消化器疾患の診断・治療に関する研究
学びのキーワード 脊髄循環器整形外科消化器腫瘍
教育・研究への取り組み 私が所属している伴侶動物外科学ユニットは臨床系の研究室で、大学の付属動物医療センターにおいて腫瘍科、軟部外科を担当しております。所属学生や研修医の獣医師とともに、臨床現場において診察、治療を行いながら、また腫瘍免疫やバイオマーカーについて研究を行っています。
受験生へのメッセージ 獣医師というと動物のお医者さんをイメージする方も多いと思います。犬猫の獣医療に関して言えば、時代のニーズとして近年高度獣医療を求められてきています。その中で、酪農学園大学の臨床系研究室は、学生の間に大学付属動物病院で実際に診療に参加しながら経験することができます。一緒に病気の犬猫を治療してみませんか。

研究シーズ

研究キーワード 血液浄化 敗血症 エンドトキシン
敗血症治療のための血液浄化療法
研究の概要・特徴

敗血症とは「感染症に対する制御不能な宿主反応に起因した、生命を脅かす臓器障害」と定義されている。それにはグラム陰性細菌の構成成分であるエンドトキシンがその病態に深くかかわっている。エンドトキシン吸着カラムは体外循環により血液中のエンドトキシンを吸着除去する治療カラムであり、人医療では治療選択肢のひとつとして臨床応用されている。一方、犬では未だ臨床応用されていない。
犬での安全性試験、有効性評価を行い、臨床試験を進めていく予定である。

犬に体外循環を行いエンドトキシンを除去する 犬に体外循環を行いエンドトキシンを除去する
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

獣医領域において敗血症は致死率の高い疾患である。本研究が臨床応用されれば救命率向上に寄与することが期待される。