堂地  修

循環農学類

堂地  修 どうち おさむ

教授

研究室番号
C7-302

教員・研究室

取得学位 博士(獣医学)
研究室・ユニット名 家畜繁殖学
研究テーマ 牛の人工授精、胚移植、体外受精、繁殖管理、肉牛の飼養管理に関する研究
学びのキーワード 繁殖人工授精受精卵移植体外受精肉牛乳牛
教育・研究への取り組み 家畜繁殖学研究室は、牛の人工授精、受精卵移植、体外受精の技術改善とこれらの繁殖技術の効果的な利用方法について、実務的に学びながら研究しています。家畜繁殖技術に関する専門知識や技術の修得により、人工授精師、酪農・肉牛の経営者、畜産関係機関の職員、そしてヒトの生殖補助医療の技術者(エンブリオロジスト)などの職業につながります。
受験生へのメッセージ 本学には酪農・肉牛農場があり、大学近隣には教育や研究に協力していただける農家や関係機関も多く、家畜繁殖学を学ぶための環境に恵まれています。家畜繁殖学は、実際の繁殖管理をとおして技術とその活用方法について実務的に学ぶとことで、その面白さが深く理解できるようになります。家畜の繁殖やヒトの生殖補助医療について学びたい人は家畜繫殖学研究室を訪問してください。
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研究室探訪

研究シーズ

研究キーワード 繁殖技術 牛の繁殖管理 牛群整備
乳牛・肉牛における繁殖技術を活用した繁殖管理および牛群整備
研究の概要・特徴

 乳牛・肉牛の繁殖管理および牛群整備における人工授精、受精卵移植、体外受精の繁殖技術の活用について、総合的に研究を行っています。人工授精、受精卵移植および体外受精の高い技術力を有しており、これらの技術を基本技術として、繁殖管理の効率化、精度の向上を図り、生産性の向上に寄与できる研究を行っています。また、最近、さまざま経営形態があることから、それぞれの経営にあった能力や特性を持つ牛群整備を繁殖技術を駆使して短期間に行う必要があります。本学園の肉牛農場の牛群整備において、実証してきました。
 また、繁殖管理においては、分娩に関わる様々なデータ収集、雌子牛の哺育・育成管理の改善も重要であることから、これらについても繁殖機能・生理と関連させながら研究を行っています。繁殖管理をサポートする新しい技術の開発にも取り組んでおります。

受精卵移植で生産した優秀なホルスタイン 受精卵移植で生産した優秀なホルスタイン
計画交配により生産した優秀な黒毛和種 計画交配により生産した優秀な黒毛和種
分娩に関するデータの集積 分娩に関するデータの集積
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

酪農家、肉牛農家の皆さんに役立つ技術開発や繁殖技術の活用について研究しています。繁殖管理は、単に繁殖に関する知識や技術のみで達成できるものでありません。子牛が生まれてから育つ間にも、繁殖機能に影響するさまざまな要因があります。そのため、哺育・育成時の栄養を含む飼養管理についても踏み込んで考える必要があります。また、今日の労働力不足の問題を解決するためには、さまざまな支援技術の開発が必要であることから、新しい支援技術に取り組み、スマート農業の実現に少しでも貢献したいと考えています。また、家畜を丁寧に飼うことも大切にして、学生と一緒に研究を進めています。