佐野 悠人

獣医学類

佐野 悠人 さの ゆうと

講師

研究室番号
B3-305

教員・研究室

取得学位 博士(獣医学)
研究室・ユニット名 獣医病理学
研究テーマ 動物の疾患に関する病理診断ならびに病理学的研究
学びのキーワード 生産動物伴侶動物野生動物腫瘍感染症眼球・眼球付属器
教育・研究への取り組み 動物に発生した病気について、数多くの剖検や組織学的な検索を通じて診断しています。病気の発生には様々なメカニズムがあり、未だに知られていないこと、さらには診断を通じて生じた疑問を明らかにするための研究を行っています。特に眼球の病気やその病態解明を目指した健常眼球の基礎的研究、腫瘍の悪性度と免疫細胞の関係性、という2テーマの観点より日々学生とともに研究を行っています。
受験生へのメッセージ 大自然に憧れて、また馬や牛などの大動物の病気を勉強するために北海道にやってきました。夏はバーベキュー、冬はスキー、その他北海道ならではアクティビティー。加えて車で一走りすれば田園風景。またキャンパス内に牛の放牧地がある大動物が身近な大学、酪農学園大学以外他にはありません。受験生の皆さん、北海道ならではの豊かな自然の満喫しながら、酪農学園大学で一緒に本気で動物の病気の診断・研究、しませんか?

研究シーズ

研究キーワード 動物 健常眼球 眼疾患/眼病理
動物における健常眼球の構造についての基礎的研究および眼疾患の病理組織学的研究
研究の概要・特徴

眼球は、五感の一つである「視覚」をつかさどる器官です。他の臓器同様に、動物の眼球においても先天性・感染性・免疫介在性・炎症性・腫瘍性・加齢性など多岐に渡る疾患が発生することが知られています。様々な眼疾患の報告がなされている一方で、未だにその原因や病態が明らかになっていないものも数多くあります。病理解剖に供された動物眼球の検索や、疾患により摘出された眼球の病理診断を通じて得られた情報から、様々な動物種における眼の健常構造の特徴を明らかにする基礎的研究と共に、発生した眼疾患について病態解明を目指した研究を行っています。

<現在の研究内容>
①イヌの毛様体腫瘍 ②ネコの眼内腫瘍 ③クマの毛様体における加齢性病変
④ウマの網膜における加齢性病変

イヌの毛様体腫瘍 イヌの毛様体腫瘍
ネコの眼組織球肉腫 ネコの眼組織球肉腫
高齢ヒグマの毛様体 高齢ヒグマの毛様体
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

大動物・小動物問わず様々な動物種の眼球疾患を対象としています。疾患の病態解明には、同様の疾患の診断を通じて数多くの症例を確保する必要があります。眼球の病理診断をご要望の際には、お気軽にご連絡をください(y-sano (at) rakuno.ac.jp ※送信時には、(at)を@に置き換えてください)。