保原  達

環境共生学類

保原  達 ほばら さとる

教授

研究室番号
B1-205
取得学位 博士(農学)
研究室・ユニット名 生態系物質循環
研究キーワード 土壌 腐植 物質循環

農地への腐植添加による土壌改良

研究の概要・特徴

現在農地には多くの化学肥料が与えられていますが、今後の持続的な農業のためには、国内自給が可能な有機肥料の重要性が増すと考えられます。しかしながら、どのような有機肥料や腐植を添加すれば土壌にどのような効果が生まれるか、については知見が乏しい状態です。我が国には火山灰土壌という有機物を大量に保持しうる素晴らしい鉱物が土地となっています。本研究では、この火山灰を用いた土壌鉱物活性の促進により有機物の長期保持をもたらす仕組みについて研究しています。これにより、有機質土壌の長期的持続と農作物収量への効果をさらに図ることができないかと考えています。

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

有機質土壌は、質の良い作物を生みます。有機質土壌を持続的・長期的に保つには、有機物の保持にはたらく土壌鉱物の役割が重要となります。そのため、我が国に豊富な火山灰鉱物を用いた長期的有機質土壌の形成を図ることにより、日本の農業や産業を大いに前進させることができるのではないかと考えています。