
取得学位 | 博士(農学) |
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研究室・ユニット名 | 生態系物質循環 |
研究キーワード | 土壌 腐植 物質循環 |
農地への腐植添加による土壌改良
研究の概要・特徴
現在農地には多くの化学肥料が与えられていますが、今後のSDGsなども考慮すると有機肥料への移行が行われてゆくと見られます。しかしながら、どのような有機肥料や腐植を添加すれば土壌にどのような効果が生まれるか、については知見が乏しい状態です。本研究では、特に土壌に有機質が溜まりにくい理由について、土壌鉱物の活性が低下しているためではないかと考え、土壌鉱物活性の促進により有機物の長期保持をもたらす仕組みについて研究しています。これにより、持続的な有機質土壌の形成をもたらす効果的な手法を開発できないかと考えています。
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)
有機質土壌は、質の良い作物を生みます。有機質土壌を持続的に保つには、定期的な土壌改良が必要となります。そのため、定期的な土壌改良がビジネスとして成り立ち、これを農家に安価に提供することができれば、日本の農業や産業を大いに前進させることができるのではないかと考えています。