村松  圭

食と健康学類

村松  圭 むらまつ けい

准教授

研究室番号
C8-303

教員・研究室

取得学位 農学博士
研究室・ユニット名① 発酵科学
研究室・ユニット名② 食品衛生学
研究テーマ 有用微生物の探索および新規発酵食材の開発に関する基礎研究
学びのキーワード 微生物発酵食品ワイン醸造キノコ機能性食材
教育・研究への取り組み 応用微生物学の酵素・タンパク質分野に含まれる糖質分解代謝酵素の研究を約30年行っており、微生物の生産する酵素が自然界や我々の生体にどのような影響を及ぼしているか日々考察しております。また微生物学、食品微生物学、微生物利用学、食品微生物学実験、生物学実験の講義も25年近く担当し、学生たちに微生物学の面白さや意義をよく理解してもらうために日々研鑽を重ねています。
受験生へのメッセージ 「食と健康」や「応用微生物学」という学問を通じて、人類が初めて直面する壁(今現在では新型コロナウイルスの世界的パンデミックという大問題など)をどう乗り越えれば良いのか、考え行動できるような人材を輩出したいと考えています。コロナだけでなく、世界や日本の様々な問題も「微生物学」を学ぶことで理解できたり、解決できるかもしれません。将来を担う皆さんに大いに期待しております。
研究室探訪

研究シーズ

研究キーワード ビフィズス菌 腸内細菌 オリゴ糖
オリゴ糖資化性菌に関する研究
研究の概要・特徴

機能性を有するオリゴ糖を資化する微生物を探索し食品に応用する。具体的には、現在発酵食品や機能性食品に利用されている微生物がオリゴ糖を分解利用できるか否かを判定し、新たな食品への応用の可能性を見出す。

数種のビフィズス菌を新規糖質で培養(培養前) 数種のビフィズス菌を新規糖質で培養(培養前)
数種のビフィズス菌を新規オリゴ糖で培養(培養後) 数種のビフィズス菌を新規オリゴ糖で培養(培養後)
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

これまで、ビフィズス菌や乳酸菌の生化学的、酵素化学的研究を主としていましたが、現在はより食べ物、健康にシフトした研究を行なっています。現在遺伝子学的解析が主流の微生物学の研究ですが、長年当研究室で培われてきた培養技術を用いて、微生物の新たな食品利用に関する研究ができると考えています。
応用例:ハチミツの糖を資化利用できる乳酸菌の発酵利用
    オリゴ糖を添加した納豆製造
    乳酸菌を用いた機能性を有する発酵豆乳製造