日向 貴久

循環農学類

日向 貴久 ひなた たかひさ

教授 循環農学類長

研究室番号
A3-304

教員・研究室

取得学位 博士(農学)
研究室・ユニット名 酪農・畜産経営論
研究テーマ 優れた経営管理と農村地域の持続に向けた合意形成を考える
学びのキーワード 酪農経営管理会計意思決定農村社会合意形成
教育・研究への取り組み 農業経営では、手持ちの資金を効率よく使い利益を上げる必要があります。経営者の日常は判断の連続です。本研究室では、理想とする経営に向けた判断、すなわち「ものの決め方」を研究します。また、近年は環境に配慮した持続可能な経営が求められています。環境を考慮に入れた農業システムの在り方についての研究も行っています。
受験生へのメッセージ 農業生産の場でおきる実態は、蓄積してそこで理屈や一般性を見つけてはじめて活きた知識となります。本研究室では、週1回のゼミ活動でしっかりと農業経営に関する理屈を学び、その上で、農業の実態に触れることで理屈を活きた知識にすることを目指しています。
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研究シーズ

研究キーワード 飼料自給 GHG削減 経営管理
持続可能性を考慮に入れた農業経営のあり方に関する研究
研究の概要・特徴

農業は産業としての側面のみならず、地域や国、世界全体に与える社会環境や自然環境への影響が指摘されています。持続可能な農業生産に対して、生産者のみならず消費者も含めて対応していくことが必要です。
本研究室では、「社会の持続性」として食料の国内自給を取り上げ、子実用とうもろこしを事例に、生産者の経済的評価、消費者の選好評価を行い、普及を進める上でのそれぞれの取るべき行動について分析をしています。
また、「自然の持続性」として温室効果ガス(GHG)の排出削減を取り上げ、家畜ふん尿処理を事例にLCA(ライフサイクルアセスメント)による環境評価を行い、国内でGHGを削減するための方法論と、環境を考慮に入れた農業システムの在り方についての研究も行っています。

産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

子実用とうもろこしは収量が1,000kg/10aと高い生産性を持ち、省力性の高い作物です。地域内流通を図ることで地産地消にも結び付き、海外からの輸入飼料を少なくすることでGHG削減と環境保全へのアピールも可能と考えています。