澤本 卓治

循環農学類

澤本 卓治 さわもと たくじ

教授

研究室番号
C6-203

教員・研究室

取得学位 博士(農学)
研究室・ユニット名 土壌環境学
研究テーマ 土壌を中心とした物質動態とその環境との関わりを研究
学びのキーワード 肥料農学化学持続可能な農業
教育・研究への取り組み 土壌を中心に教育・研究に取り組んでいます。農地には化学肥料やたい肥といった作物養分を補給するための資材が施用されます。例えば窒素(N)やカリウム(K)などが重要ですが、これらの土壌中の動きやバランスを調べています。また、土壌からの温室効果ガスの排出や、家庭菜園の土壌状態についても調べたりしています。
受験生へのメッセージ 土壌は地球の皮膚のようなものですが、私たちの生活や環境と密接なつながりがあります。循環農学類の研究室はどこも興味深いですが、土に触れる、土に聞く、土を大事にする、土になって考えてみる、そんな気持ちのある方は、ぜひ一緒に探求したり学んだりしませんか。

研究シーズ

研究キーワード 温室効果ガス
フィールドにおける温室効果ガス発生のモニタリング
研究の概要・特徴

私(澤本卓治)はこれまで農業現場あるいは自然生態系のフィールドから発生する温室効果ガスをモニタリングする研究に従事してきた実績がある(アピールポイントの論文を参照)。

また、当研究室には、地球温暖化の原因と考えられている重要な三種の温室効果ガス(二酸化炭素 CO2、メタン CH4、および、一酸化二窒素 N2O)の濃度を、大気濃度レベルからその10~100倍程度までの範囲で精度良く測定できるガスクロマトグラフ(ガスクロ)を2台保有している(画像を参照)。

ガスクロ(CO2とCH4を同時測定) ガスクロ(CO2とCH4を同時測定)
ガスクロ(N2O測定) ガスクロ(N2O測定)
産業界等へのアピールポイント(用途・応用例等)

実績に関係する論文のご紹介 (1)土壌表面からの温室効果ガス発生:Soil Sci. Plant Nutri., 46, 31–42/日本土壌肥料学雑誌, 71, 659–665/Soil Sci. Plant Nutri., 56, 186–199/など  (2)水に過飽和で溶存している温室効果ガスの測定: Soil Sci. Plant Nutri., 48, 433–439/Soil Sci. Plant Nutri., 49, 31–38/Geophysical Research Letters, 32, L03403/環境科学会誌, 23, 191–197/など  (3)貯留されている家畜ふん尿から発生する温室効果ガス: Animal Science Journal, 87, 827–834